共産党・志位和夫「3年後までに野党連合政権目指す活動方針案」→3年前「国民連合政府構想、理解得られず撤回」

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共産党・志位和夫「3年後までに野党連合政権目指す活動方針案」→3年前「国民連合政府構想、理解得られず撤回」

 日本共産党は4日、党本部で開かれた第8回中央委員会総会で16年ぶりに党綱領の一部を改訂し党創立100周年となる3年後までに、野党連合政権の実現を目指す活動方針案をまとめた。

 来年1月の党大会決議案を提示し、次期衆院選について「野党連合政権に道を開く」と表明した。志位和夫委員長は党大会で16年ぶりに決定する綱領の改定案を説明し、中国とロシアについて「大国主義・覇権主義」が顕在化し、米国との覇権争いが世界に「有害な影響」をもたらしていると批判した。
出典:共産、次期衆院選で連合政権に道 中ロの「大国・覇権」主義を批判 | 共同通信

 こうやって実現性のない夢物語をかたるが、党綱領の一部改訂だけではほかの野党がついてこない。そもそも支持率2%程度の共産党が主導できるわけがない。
 だいたい政権取るのに「野党」を冠にするのはセンスがない。

3年前に連合政府構想を撤回

 志位委員長がこういった夢物語を語るのは初めてではない。4年前の2015年9月に同じような構想を発表している。
参考:「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現をよびかけます 日本共産党中央委員会幹部会委員長 志位和夫│・・│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会

 2014年12月に解散総選挙が行われ安倍自民党が圧勝、その勢いで翌年に平和安全法制が可決されたことを受け日本共産党が掲げた構想だ。当時は平和安全法制を「戦争法」と批判する大規模なデモが盛んに行われたが、それを共産党への支持と勘違いしたのだろう。
 しかし、5か月後に参院選を控えた2016年2月、野党共闘を巡る協議の中で民主党(岡田代表当時)の理解が得られず事実上の"撤回"となっている。
参考:共産提唱の国民連合政府構想、理解得られず“撤回” 参院選の野党共闘優先も…先行き不透明- 産経ニュース

 日本共産党は日本最古の政党でありながら過去に一度も政権に参加したことはない。政策から主義まで異なる共産党と連立を組むというのはありえない。当時の民主党が拒否したのは当然のことだ。

 今年の9月くらいから共産党は、国民連合政府を「野党連合政権」に名前を変え盛んに呼びかけていたが、立憲民主党や国民民主党が中心となった統一会派には参加していない。共産党は「連合」と言いながら、結局は日本共産党による独裁政権になるのは目に見えているからだ。

 共産党は未来の構想を語る前に、20年近くも志位和夫委員長の独裁が不破前委員長の「陰の力」で続いていることを問題視するべきだ。共産党が倒すのは安倍政権ではなく志位独裁だ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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