2022年を振り返る 安倍元総理殺害事件、参政党の躍進と迷走【マガジン201号】

KSLマガジン



 あれもやらねば、これもやらねばで、何もできないまま2022年が終わろうとしています。

 今年は参議院選挙が行われ、公示前から広島・岡山・香川を飛び回り取材をしましたが、7月8日の安倍元総理殺害事件ですべてが変わったような気がします。
 山上が奈良で殺害を実行する前日に、私が取材した岡山市民会館での演説会場での犯行を企図していたという衝撃に加え、その会場に向かう数分先に山上が歩いていたことを知り鳥肌が立った。怒りとも恐怖とも違う不快な何かに纏わりつかれている気分だ。

 5月には参政党という全く新しい政党の取材をはじめ、その勢いと行動力に驚かされた。とにかく党員の活動参加率が高く、選挙が無くとも日常から党勢拡大に邁進する姿を見て感動すら覚えたのだが、現場で汗をかかないネット支持者がそれらをすべて無にしてしまう現状が嘆かわしい。

参政党のは課題山積

 参政党の現状に関してはご覧の通りで、汗をかかないネット支持者が神谷事務局長を神格化し持ち上げ、神谷氏もそれに頼る傾向が日に日に強くなり、DIY政党どころか独裁政党に変容しつつある。神谷氏の子どもじみた言い訳と逃げを是正しようという動きもなく、筋の通らぬことを正当化して内向きな発信でごまかしている限り未来はない。

 参政党が勢いがあると言っても国政で影響力を持つためには、現状の5倍程度の票が必要で、既存政党の足元にも及んでいないという自覚がないのも課題だ。現場でビラを配る党員は、まだまだ知名度が足らないことを痛感して努力しているが、とにかくネットだけの支持者が大本営発表のような煽りをすることが党勢拡大を阻害している。傷を舐めあってないで早急に「神谷問題」に対応するべきだ。

安倍元総理殺害は政治テロ

 野党議員や支持者らは、安倍総理殺害事件が参院選で自民党に有利に作用したと言い訳をしているが、野党支持者が事件をきっかけに自民党に投票するわけもなく、選挙区の当落に影響するほどの動きは見られなかった。

 安倍元総理なき後の自民党と言えば、先の見えない状況に陥っている。現状を見れば山上の犯行は紛うことなき政治テロであったことがわかる。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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