国民・玉木代表は匿名アカウント特定に慎重姿勢「内部告発を保護する観点から、萎縮効果を与えてもいけない」
国民民主党・森ゆうこ議員の質問通告が遅れ、台風前に省庁の職員らが待機状態となっていた問題で、野党の調査チームが告発者の匿名アカウントを特定する動きを見せている。これに対し国民民主党の玉木雄一郎代表は21日、アカウント特定には慎重であるべきという認識を示した。
玉木氏は「内部告発を保護する観点からすると、特定することで萎縮効果を与えてもいけない。今回、問題となった情報がどれだけ秘匿性の高い、保護すべき秘密だったかも含め、しっかりと検討しなければならない」と述べた。
その上で「結果として台風が近づく中、多くの霞が関の(省庁の)皆さんを待機させてしまったことは事実だ。われわれも反省しなければいけないし、おわびしなければいけないところがあれば、おわびしたい」と語った。
出典:匿名アカウント特定に慎重姿勢 質問通告問題で国民・玉木代表 – 産経ニュース
質問通告の遅れを認める発言
省庁の職員と思われる匿名アカウントがツイッターで森ゆうこ議員の質問通告遅れで台風が迫る中待機となっていることを告発した際、玉木代表は「事実関係を調査する」とツイッターに投稿していた。
しかし、森ゆうこ議員が聞き取りに対して通告遅れを否定したため、玉木代表もはっきりとした対応ができない状況となっていた。しかしその後に、森ゆうこ議員の質問通告が少なくとも22時まで遅れていたと思われる通告書のコピーなどが公開され、今度はこれを「情報漏洩だ、特定しろ」と問題のすり替えに走っている状況だ。
だが今回、玉木代表が記者団に語った内容は、森議員の質問通告の遅れを認めるものだ。
「結果として台風が近づく中、多くの霞が関の(省庁の)皆さんを待機させてしまったことは事実だ。われわれも反省しなければいけないし、おわびしなければいけないところがあれば、おわびしたい」
これで告発者が特定され処分されるというなら、玉木代表が慎重姿勢になるのも理解できる。同党の津村啓介衆院議員も代表の姿勢に理解を示す投稿を行っている。
本件に対する玉木代表のスタンスを、強く支持します。 https://t.co/ztM8Pp78S1
— 津村啓介 (@Tsumura_Keisuke) October 21, 2019
とにかく森ゆうこ議員のやっていることは恐怖政治そのもので、官僚を奴隷のように扱い逆らうものは処分するという独裁者のような振る舞いだ。
いっそのこと玉木代表は森ゆうこ議員を除籍にしてはどうだろうか。
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