検証!山本太郎の「自衛隊は人殺しの訓練」発言はなぜ人々の記憶から消えていたのか?二つの自衛隊発言と天皇直訴問題の関連性

政治・社会

検証!山本太郎の「自衛隊は人殺しの訓練」発言はなぜ人々の記憶から消えていたのか?二つの自衛隊発言と天皇直訴問題の関連性

 れいわ新選組の山本太郎代表が過去に「自衛隊は人殺しの訓練をしている」と発言した問題が再燃している。数日前からこの問題が掘り起こされているが、以下のツイートに付記されている「京都で被災地ボランティアをしていたときの映像」というのが正しい情報で、これは当時も問題視されている。
https://twitter.com/ridy149/status/1154902275120234496

「自衛隊も救助はするけど、それ以外のことはほとんど手をつけない。もちろん、道をつくったりはする。人殺しの訓練するよりもそっちする方が先やんな。多分な。これだけ災害多いねんから。」

 この発言が再燃した経緯は、7月25日にあるアカウントが「私は東日本大震災の時に災害救助していた自衛官に対して、それをヘリの中から見下ろして「でも、この人たち人殺しの訓練をしてる訳でしょう」と言い放った山本太郎発言は一生忘れない。」と言う誤った情報で拡散されたことで「これはフェイクニュースだ」という指摘もあった。最初に投稿したアカウントの記憶違いもあったが、発言そのものは真実。どうしてこれが今まで人々の記憶から消えていたのか?

自衛隊発言には二つのパターンが存在

 2013年の「自衛隊は人殺し発言」は実は二つのパターンが確認されていいる。
 最初に問題となったのは2013年10月11日の台風26号で被災した伊豆大島を訪れた際のもので、同行したカメラマンが「人を殺したいって自衛隊に入る人っているんですかね?」と発言したことが問題視され山本氏に批判が殺到している。これに対して山本氏側は公式サイトで動画全編を公開し釈明したが、結果として自衛隊に好意的な返答をしていたことが明らかとなっている。

(カメラ) ボランティアも自衛隊も消防も仕事してるのに、マスコミは何をしてるんだろう?
(山本氏) ネタ集めが商売だからな。
(山本氏) 自衛隊には若い人も多かったから、この人たちが戦場に行かされる日が来るかと思うと怖くなる。
(カメラ) すごい使命感持ってやってるんでしょうね。人を救うという意味で。
(山本氏) 自衛官も消防も警察もそういう気持ちでやってるんだろう。
(カメラ) 人を殺したいって自衛隊に入る人っているんですかね?
(山本氏) いや~適性でそういう人は落とされるんじゃない。
出典:「自衛隊は人殺し」山本太郎氏の伊豆大島での発言に批判殺到だが (2013年10月31日)

 しかし、このハザードラボの記事が公開された同日に、J-CASTニュースがもう一つの「発言」を取り上げている。これが最近また話題になっているほうの発言である。

山本太郎参院議員が、ボランティアの現場で自衛隊の任務について「人殺しの訓練」と発言していたことがわかった。被災地復旧に行政のサポートが少ない上、自衛隊の役割を災害復旧に特化すべきだとの考えから出た言葉のようだ。
出典:「人殺しの訓練よりも災害復旧」 山本太郎議員、自衛隊任務の災害派遣特化求める : J-CASTニュース

 2013年に、スタッフによる「人を殺したいって自衛隊に入る人っているんですかね?」という発言が問題視され山本氏側が釈明したが、一か月前の台風18号(9月13日)で山本氏自身がもっと酷いことを言っていたというオチだ。

天皇陛下に書簡を渡そうとした日

 二つの「自衛隊」発言が話題となった2013年10月31日といえば、園遊会において天皇陛下(現・上皇陛下)に書簡を手渡ししようとした日だ。この天皇直訴問題で山本氏は任期中の皇室行事参加を禁止され厳重注意を受けている。当時はこの問題で大騒ぎとなっていたため、自衛隊に対する発言はあまり人々の記憶に残っていなかったのだろう。

 2013年7月に初当選して早々、にこれだけの問題を連発した山本太郎が今でも「危険人物」と言う印象で語れるのはこういった経緯があるからだ。7月の参院選では重度障害者2名の当選と引き換えに自らは比例最高得票で落選したことが話題となったが、次期衆院選で議員復帰を目指すという話もある山本氏。
 良くも悪くも常に注目される存在である。

関連:【パワハラ動画】山本太郎が官僚を恫喝!委員会答弁に激高し「何分使ってる!国会で説明されたことあんのか!」
関連:山本太郎と森裕子の売名に報道陣も呆れて退出!財務省押しかけパフォーマンスを4時間も続ける異常な行動

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう