自民党非公開の音声が流出!小野田紀美議員も苦言「盗録してマスコミに売る人間がいる」公益性なき暴露は報道の自由か?【KSLチャンネル】

4時間半に渡り紛糾した自民党の両院議員懇談会での議員発言が密録され、FNNに流出しフジテレビのニュースで報じられた問題を受け、小野田紀美参議院議員は「非公開の会議を盗録したあげく、マスコミに売るような人間が我が党の関係者にいるということが確定したようで。呆れ果てております。残念です。」と、自身のXで苦言を呈しています。
非公開の会議を盗録したあげく、マスコミに売るような人間が我が党の関係者にいるということが確定したようで。呆れ果てております。残念です。
— 小野田紀美@岡山 (@onoda_kimi) July 29, 2025
報道された音声には小野田議員と思われる発言も含まれ、辛辣に石破総理の早期退陣を求める発言に賛同するネット上の声も多数見られました。しかしこれは非公開の場で発せられたもので、こういう形で外部に漏れることを小野田議員が望んでいるわけではありません。
公益性なき暴露と報道の自由
この密録は内部の者によるものと思われ、なんらかの違法性が問えるわけではありませんが、仲間が腹を割って総理に直言した内容をマスコミに売るような人間が自民党内にいるということです。発言の内容が正しいので、この流出を好意的に受け止めている人もいるようですが、石破総理の早期退陣のため非公開を前提として辛辣な意見も出ているのであって、こういうことがあるなら今後は発言を控えるという議員が出てきてもおかしくありません。
党のために行った発言を野党に利用されることも考えられ、やはりこういう内部情報の流出には党全体で対応し引き締めを行う必要があるでしょう。
フジテレビとしては報道の自由を主張すると思いますが、非公開のものを無断で録音し公開するだけの正当な理由はどこにも見当たりません。なにか悪事を暴いているわけでもなく、これを知らなければ国民に不利益が生じるような事案でもありません。こういう公益性のない暴露をやってYouTubeにも流しているテレビが、どの口でネットが害悪であるかのような批判をしているんでしょうか。
重要選挙3連敗で辞めない石破総理もどうかしてますが、不記載問題やベテラン議員の不適切発言で自民党はボロボロです。そういう中でなんとか体制を立て直そうと、総理に忌憚のない意見をした人間をマスコミに晒すという愚かな人間は、自民党崩壊を目論むものに加担する裏切り者として扱ったほうがいいでしょう。
総理が辞めれば済む話かもしれませんが、明日辞めるとしても今日聞かれたら「職務を全うする」と答えるのは仕方ないことで、総裁選の勢いをそのままに解散総選挙に突入するオプションも考えなければならない執行部の立場もあるでしょう。だからこそ非公開の場で総理に辞任を迫り、適切なタイミングで総裁選をやる必要があるのに、それがマスコミに漏れるならすべてが台無しになるわけです。
小野田議員の発言とされる内容を称賛するのも結構ですが、ご本人がそれを望んでおらず、石破退陣を遅らせる要因になっていることを自覚すべきです。










































