【闇深】共産党パワハラ疑惑で新証言「選挙応援を強要された」「アンパンマンは党が用意した」党幹部が関与か?【KSLチャンネル】

政治・社会



 日本共産党のハラスメント疑惑、なかなか闇が深そうです。

 共産党三重県委員会に所属する吉田あやか県議(27)からハラスメントを受けたとして離党した三重県津市の中野裕子市議(30)が、週刊FLASHの取材を受けその内容を暴露しています。
参考:「私が共産党をやめた理由」市議が実名告白…「市役所トイレにナプキン」で有名になった県議からの「執拗な干渉」と「被害の放置」 | Smart FLASH/

 ハラスメントとされる内容については後ほど解説するとして、なによりも驚いたのは、かつて話題となったアンパンマン騒動についてです。ハラスメントを訴えて離党した中野市議は2023年3月に、翌月の三重県議選を控えた吉田氏の演説会で、粗悪なアンパンマンの着ぐるみを着た支援者とダンスする様子をSNSにアップして大炎上しました。権利者も政治利用を許諾していなかったようです。

 この時に三重県委員会は「着ぐるみは支援者が作り中野市議と踊った」として、権利者に謝罪しながらも責任を支援者と中野市議に押し付けているわけですが、今回のFLASHのインタビューでは、着ぐるみは党が用意したと暴露されています。常識的に考えて党が容認しなければパフォーマンスは認められなかったわけで、党が関与していないというのは嘘だったということでしょう。


ハラスメントかは微妙?


 中野市議のダンス動画が炎上した際には、吉田氏はLINEグループで「さいあくさいあく!」「知らないとこで全部されたのに!」「身内に足引っ張られんのが1番だるい」と怒り散らしています。
 中野市議と吉田県議は同じ三重県津市で活動し、若い女性コンビとして売り出されていましたが、実はこの騒動が起こる1年前の2022年には「吉田さんと距離を置きたい」と中野市議が相談したにもかかわらず、党は若い支持者を獲得したかったのか、コンビでの活動を強いていたとのことです。

 吉田県議からのハラスメントの内容は「なぜメモをとらなかったのか」と泣きながら責め立てられたり、SNSの投稿内容を注意されるというもので、中野市議もそれが正論であることは理解しているようですが、怒られないように息が詰まる状態だったということです。
 これがハラスメントに当たるかどうか微妙なんですが、共産党特有の自己批判や相互批判で無理に問題を解決した形にするというやり方が、中野市議には耐えられなかったのかもしれません。
 党として吉田氏を最年少県議として25歳で売り出す際に、志位議長ら党の最高幹部にSNSでタメ口投稿するなど、無理をしてギャルっぽさを出す演出をしたのも党側の指示だったと思いますが、そういう特別待遇が彼女を勘違いさせたのかもしれません。

党の対応は完全にハラスメント

 一方で、明確にハラスメントと認定できそうなところは、党の対応です。理由はどうあれ精神的に追い詰められた中野市議が吉田県議との活動を「動悸がするので無理です」と断ったにもかかわらず「訓練や」「慣れていかなあかん」と行動を共にすることを強いた党幹部の判断は完全に誤りです。
 共産党の古い体質とも言えますが、その動機が若い女性を党宣伝のために利用しようというものであれば、なおさら悪質と言えるでしょう。
中野市議が対応を求めてから数年間、党の方針として二人が肩を寄せ合って仲良く活動するプロパガンダ映像や写真を撮り続けていたと思うとゾッとします。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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