最悪のシナリオで政権交代!総裁選に敗れても総理に居座り?自民党分裂も厭わない石破政権の闇【KSLチャンネル】

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 なんだか最悪のシナリオが待っているような気がします。

 続投する方針を示した石破総理が2日、官邸で記者団に対して「しかるべき時期に責任を判断するが、まず国民の皆さん方がしてほしいと思っていることに全力を尽くす」と述べたそうです。
 国民がして欲しいことは「辞任」だと思うんですが。
出典:【速報】まず国民がしてほしいことに全力と首相|47NEWS(よんななニュース)

 党四役である森山裕幹事長、小野寺五典政調会長、鈴木俊一総務会長、木原誠二選対委員長が一斉に辞任の意向を示する中で、党運営は極めて困難。後任の四役を指名したところで引き受けてくれる人も少なく、仮に引き受けてくれたとしても所属議員からの信頼は得ることができず、ガバナンスは機能しません。

総裁選敗北でも総理居座り?


 石破総理は2日の両院議員総会の冒頭で「地位に恋々とするものでは全くございません。しがみつくつもりも全くございません。」と発言していますが、誰がどう見ても総理総裁の地位にしがみついています。
総裁選が不可避の状況に追い込まれても辞意を示すことなく、ダラダラと先延ばししていることで、外交日程も満足に組むことができず秋の臨時国会まで長い夏休みの状態です。

 総裁選の前倒し実施は不可避なわけですが、党四役の辞任となると一気にその動きも加速します。石破総理が総裁選で敗れたとしても、とりあえずは自民党総裁でなくなるだけで総理を辞任しなければならないわけではありません。
しかし総裁選を巡っては、政務三役の副大臣や政務官が職を辞してでも総裁選前倒しを求める意向を示しており、このままでは内閣ももたないでしょう。

最悪のシナリオで政権交代

 自民党にとって最悪なのは、総裁選を行って新総裁を選出しても、石破総理が辞意を示さないまま首班指名に臨んで引きずりおろされるというパターンです。
 こうなると新総裁を、与党と一部野党で首班指名するという事前の根回しも不十分になるので、野党が思想信条の垣根を越えて団結し、野田佳彦、玉木雄一郎を担げば総理は野党から選出されることも可能となります。石破総理の続投を支持した自民党議員の造反もあれば、確実に政権交代となるわけです。

 無論、これは野党連立を想定せず、政権交代最優先で動いた場合のシナリオとなりますが、おそらく誰も幸せにならないでしょう。

 先日、石破総理が小泉元総理らと会食したときには郵政選挙のことを例に挙げ「解散恫喝」をアドバイスされたそうですが、小泉元総理はカリスマ性もあったので強力な刺客を多数立てることができましたが、石破総理にはそれは無理でしょう。
 ただ無駄に党を分裂させ、史上最悪の宰相として歴史に名を刻むだけ。
 と、こんな妄想もしてみたわけですが、なんだか現実味を帯びていて頭が痛いです。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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