【維新分裂】守島正議員ら3名が離党、新党結成か?藤田共同代表を「二枚舌」と批判!亀裂は決定的【KSLチャンネル】

日本維新の会は分裂してしまうのでしょうか?
8日に守島正、斉木武志、阿部弘樹衆議院議員が揃って、日本維新の会に離党届を提出し記者会見を行いました。守島議員は新党結成について、他に合流してくる議員が集まって5名の政党要件を満たせば選択肢には入っていると述べています。
新党結成はありうるのか?
それぞれの離党理由は違うようですが、国会議員団と決定的に亀裂が入っているのは守島議員のようです。維新の原点は改革政党であるのに、保守政党としての政策を打ち出すことを求める議員が増えたことなど、結党の理念と齟齬が生じたと感じているようです。
守島議員は自身が保守的な考えを持っていることは認めていますが、改革を進めることよりも票になりやすい、いかにも保守的な主張を選挙戦略で行う議員たちに違和感を感じているのでしょう。
市議同期の吉村代表は離党届けを1週間程度は預かって撤回を期待しているようですが、先月の共同代表選で藤田共同代表が選ばれたところで怒りが爆発し「二枚舌」と痛烈に批判しているので元には戻れないでしょう。

いろいろ不満があったとはいえ、離党に至るにはもっと大きな理由があると思うのですが、維新創業者の橋下徹さんの影響力を嫌う党内の意見に対して「敬意をもち、創業の理念を踏襲する団体であって欲しい」とXに投稿していたことから、やはり元祖維新的な新党立ち上げが目的なのかもしれません。
離党した他の2名のうち阿部議員は医師として社会保障改革に賛成できなかったこと、斉木議員は副首都構想をバーターに連立入りを模索していることへの反発と説明していますが、正直なところ比例復活議員の離党理由としては理解に苦しむ部分があります。やはりこの二人も元祖維新的な新党参加が前提で離党しているのではないでしょうか。さすがに比例復活枠を使った議員が無所属でやっていくというのは筋が通らないでしょう。
守島議員の離党に関しては以前から噂がありましたが、新党結成の目途が立てば他にも同調する議員が出てくることもあるだろうし、とりあえず石破総理辞任の発表があった翌日に最速で進退を公表できたのがこの3名だったのではないでしょうか。
いまだに衆議院解散の可能性はあるわけですが、自民党総裁選は確実に行われるので、それが終わるまでの期間は新党の準備として使えます。
大阪維新の会の自治体議員らには声をかけておらず、大阪の改革に関しては強調する姿勢も示しているので、あくまで国政維新のなかで創業の理念に拘って合流してくる議員がどれだけいるかが鍵となります。しかしその背景に橋下徹さんや松井一郎さんクラスの呼びかけが無ければ、今の維新を抜けるというのは難しいでしょう。
守島議員は国会議員の地位に拘らないという発言もしており、もしかして新党も結成できない会派どまりになるかもしれません。一方で、斉木議員の会見中継配信ではサムネイルとタイトルに「新党」という言葉が入っているので、5人以上を集めての新党結成は猛視野に入っているのかもしれません。
自民党の新総裁が決まれば各党の連立構想も動き出すものと思われ、その中で今回の維新分裂騒動がどう影響するのかなど政界は益々複雑化しそうです。
例えば小泉進次郎総裁となって国政維新が連立入りすれば、連立に否定的な議員が一気に今回の離党組に雪崩打つのか?維新以外の党も連立を巡り意見対立は必ず起こるだろうし、そういった党派の異なる議員たちが新党に結集して新たな勢力となるのか?
注目したいと思います。










































