ALS患者の嘱託殺人、容疑者の妻で元衆院議員の大久保三代氏「バカにつける薬はない」「面会にも差し入れにもいきません」ブログで離婚の意思示す
筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていた京都市の女性からの依頼を受け、薬物を投与し殺害した嘱託殺人の疑いで逮捕された容疑者の妻で元衆院議員(当時自民党)の大久保三代氏が23日にブログを更新し、容疑者の夫と離婚する意思を表明した。
以下は、連続で更新されたブログの抜粋
夫愉一に関する報道につきましてご報告
本日、私の夫愉一が連行されました。私は詳細も全容も、一切知らされておりません。夫からも何も聞いておりません。
ですが、連行され報道されたということは大切な方を亡くされた方がおられるということでしょうから、ご本人様、ご遺族には心よりお詫び申し上げます。お詫びの言葉もございません。報道機関の方々へ
夫愉一の逮捕につきまして、明日11時より会見を開きます。時間無制限で、皆さまが納得いただけるまで、ご説明申し上げます。
つきましては、個別の取材対応の要請はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。バカにつける薬はない
警察の方には「面会にも差し入れにもいきません。私選弁護人もたてません。夫が自分でやったことですから、自分で説明し、責任をとっていただきます。」と伝えました。
ネット上には同情の声なども書かれているようですが全く値しません。アスペルガーの夫を支え続けた結果
本当はこのたびの四連休、家族旅行にいく予定でした。夫が先週もまた、隠れてバイトに行っていたことがわかり私がキレて、キャンセルしていたのです。実際行けなくなったので、早めにキャンセルしておいてよかったのでした。
残務整理を終えたら、夫とは離婚します。名取市の皆さまへ
警察が家宅捜索にきたとき、最初は呑気に構えていました。「ああ、選挙でると警察来る、っていうあれ?このまえ首長選でたばっかだし、衆議院解散近いし、自民党の陰謀?」みたいな。すると警察はすかさず「選挙のあとに警察くるのは、選挙違反のことだけです。家宅捜索に来るいじょうは、それなりの証拠かためがあって来てますよ」とおっしゃいました。そして、夜になって報道みると、陰謀でもなんでもなく、夫がやらかしてくれてました。はは
十分勉強させていただきました。
今月12日の市長選にも出馬していた
かなり疲弊しているようで文章にまとまりがない。亡くなった方の関係者が読むと怒りを覚えるような余計な情報も含まれ、読んでいて複雑な気持ちになるブログだ。
大久保三代氏は2012年に自民党公認で宮城県第5区から出馬、安住淳(当時・民主党)に敗れたものの比例復活で衆院議員となった。2014年の総選挙では党の公認が得られず支部長も解任され不出馬となった。(本人は公認を望んでいなかったと説明)
その後は連続して市議選、県議選、市長選と6回挑戦したがすべて惨敗している。直近では今月12日に投開票が行われた名取市長選挙に出馬したが、自民・立憲民主・公明推薦の現職に大差で敗れている。