【広島再選挙取材】野党候補への「新潮砲」が発射されるもデマが飛び交う大乱戦!公明党の現場に共産党が突撃乱入【マガジン94号】

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 河井案里元参院議員が大規模買収事件をめぐる公選法違反で当選無効となり、広島では4月8日から参議院の再選挙が行われている。野党候補の宮口はるこ氏は、立憲民主党を中心に続々と広島入りする大物議員の応援を受け優勢との見方が強い。一方の自民党公認の西田ひでのり氏も公明党の全面バックアップを受け、出口調査ではコチラを優勢とする報道もあり大接戦となっている。

 筆者も連日に渡り現地取材を重ねているが、明るくクリーンなイメージで共感を得やすい宮口氏を応援する声が多いように感じるが、一方の西田氏も地元組織と公明党の支援を受け大規模街宣では動員力で相手候補を圧倒している。

 宮口氏の写真は与党リークではない

 市民の反応とは別に、政界関係者の間で話題となっているのが、野党候補(結集ひろしま)の宮口氏に関する週刊新潮の報道だ。シングルマザーを前面に押し出していた宮口氏が昨年、結婚式前撮り写真を立憲民主党参議院議員秘書と撮影し、今年の正月にその写真を複数の関係者に送っていたというものだ。離婚から次の婚約までの期間も短いことから、これまでの「シングルマザー」演説と矛盾が生じているのではないかという指摘だ。

 これに関しては一部で「与党が揚げ足取りで足を引っ張った」と逆に与党攻撃の材料にしているが、これはまったくのデマである。問題の写真は随分前から出回っており、特に与党が調査をするまでもなく広く伝わっていたものだ。情報源は絶対に明かせないが、筆者の元に写真を届けたのもどちらかと言えば野党寄りのルートであり与党筋ではない。同時に与党系にも写真が拡散されたようで、早い段階で複数の自民党議員に確認したが「回ってきたけど、あれ問題あるの?」「演説内容と違うかどうかは、人によって感じ方は違う」「有権者がどう思うかであって、我々が取り上げるものではない」という反応だった。

 写真はプライベートな年賀メッセージに添付されたものであり、関係者から漏れたのは間違いない。これを与党のタレコミとするのは無理がある。また、ツイッターに投稿したアカウントがネタ元であるかのように報じるメディアもあるが、当該アカウントが写真を公開した時期には誰でも写真を入手できるレベルまで拡散されていたことから信ぴょう性は低い。

 そもそもお相手の男性秘書はシークレットではなく普通に現場に同行してり、我々と普通に名刺交換もして雑談にも応じている。自民党側もこのことに関して全く問題にする様子もなく、新潮の誌面での扱いも小さい。他社が追随して過熱する可能性もあるが、勝手に一部ネットメディアが「与党からの攻撃」と思い込んでいるだけだ。これこそ野党支持メディアによる与党へのネガティブキャンペーンであり、このデマが形成された過程まで調べはついているので、あまり調子に乗って好き放題言うようであれば後日にでも記事にして公開する。

共産党の乱入と公明党の本気

 ネットでは宮口氏の写真が話題であるが、現場では共産党と公明党の対照的な立ち位置が興味深いことになっている。以下に筆者が現場で撮影した動画を掲載するが、公明党の街宣直後に共産党が乱入した様子はどこも報じたがらないだろう。