政権批判の匿名アカウントがデマ拡散!岸田総理のグータッチは動員?「グータッチ準備して!」の声は誰なのか?【マガジン141号】

KSLマガジン


 先月31日に投開票が行われた衆議院選挙で、茨城県内の自民党候補の応援演説に「茨城県トラック協会」関連の任意団体「茨城県運輸政策研究会」が、聴衆として参加した会員に5000円の日当を支払っていたことが報じられ、それに絡めて以下のような動画がSNSでシェアされている。


 警備上の掛け声「グー準備」

 動画投稿と編集の意図がイマイチ不明であるが、総理とグータッチしている聴衆が動員によるものと言いたいのだろうか。投稿にある「グータッチグータッチ。グー準備して!」というのが、動員されたヤラセであるかのような印象を与えている。

 結論からいうと、この「グー準備して」は警備上の掛け声である。筆者は今回の衆院選で複数の総理演説を取材しているが、いずれも同じ掛け声を確認している。総理が通過する前に「総理が来ますのでグータッチしたい人は前に来て、手をグーにしてお待ちください」という案内がある。これは総理に対して悪意のない人物らを前列に招き、急に手を挙げるのではなくあらかじめ手を見える位置に挙げておいてもらうためだ。このマガジンの会員向け動画(有料部分にあり)でも確認できるが、両手を挙げるようにポーズ付きで促している。

 群衆と総理が接近する際の警護はSPだけでなく、様々な警備関係者や自民党関係者が総動員となる。広島県内で行われた総理演説では、いずれも広島県議会で議長を務める中本隆志県議まで総理の周辺を固めている。

 匿名アカウントの政治的な印象操作が問題となっているが、完全な虚偽でなくとも誤解を招くような投稿が多くシェアされている現状は、なにも野党批判だけに限らないということを認識してもらいたい。

 以下は有料会員向けに、総理のグータッチ現場を直近で撮影した動画を2本公開する。この状況で動員だのヤラセなど不可能とわかるだろう。笑顔の総理の周辺では警護が総理の腰を抱きかかえるようにガードしたり、候補者の肩に手を当てて移動速度までコントロールする人物の姿が・・・