【要確認】立憲民主党議員のホームページがアダルトサイトに?すべての政治家が注意しなければならないドメインの落とし穴
連合愛知の公式サイトに掲載された国会議員のホームページアドレスが、中国系のアダルトサイトアプリに誘導されていたことが当サイトの調査で判明した。
読者からの情報提供をもとに確認したところ、連合愛知の推薦議員として掲載された伴野豊衆院議員(愛知8区)のホームページアドレスをクリックすると中国系のアダルトサイトアプリのダウンロードを促す画面が表示された。(現在は通常のホームページが表示される)
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なぜこうなった?経緯を調査
伴野議員が過去に使っていたドメイン(URL)が第三者に取得され、アダルトサイトに転用されたことが原因のようだ。連合愛知に確認したところ、伴野議員からドメイン変更の連絡がなかったことから、古いURLを掲載していたとのことだ。伴野事務所にも確認したが、経緯等については不明とのことだった。
当サイトで調査したところ、伴野議員は2013年3月21日に現在の「bannoyutaka.jp」のドメインを取得し、旧ドメインの「ban-●●●●.com」からURL変更をしている。(旧ドメインはアダルトサイトに飛ぶため一部URLを伏せています)
新ドメイン取得後も数年間にわたり旧ドメインの「ban-●●●●.com」を保持し、アクセスするとURL変更の案内も表示されるようになっていた。その後、後援会ホームページに転用しようとした形跡があるが、2017年にはドメイン契約を解除して所有権を放棄している。
2020年8月になって別の人物が「ban-●●●●.com」を契約し取得、学生服買取のアフィリエイト?と思われるサイトを運営している。取得者は不明であるが、これが2021年末になって中国系アダルトサイトアプリのランディングページが表示されるようになった。スマホでアクセスするとアダルトサイト本来のURLが確認できるので、URLが転送される設定になっていることが分かる。
ドメインの放棄には注意が必要
誰かが取得し使用したドメインであっても、放棄されたあとはオールドドメイン(中古ドメイン)として第三者が取得することができる。信用のある中古ドメインや、多数のサイトにリンクが貼られたままのドメインは取得直後からのPV(アクセス)が期待できるので、ドメイン管理会社は会員向けにメールなどで売り込みをかけている。
伴野議員はドメインを放棄した時点で当選5回(現在は6回)の国会議員であることから、リンクが貼られた先も信用あるサイトばかりでアフィリエイターなどの格好の的だ。ドメインの保持には.comで1,408円/年、.jpで3,124円/年(お名前.comの場合)の費用がかかるが、政治家のように中古ドメインを悪用されやすい職業は、可能な限り放棄せず契約し続けるのが無難だ。
今回は早期に発見され、議員としてはありえないアダルトサイトであったことから連合愛知も伴野事務所も笑い話で済んだが、本人の写真などを使われソックリな偽サイトを作られる可能性がある。SNSの乗っ取り対策と同様に、政治家ドメインの管理にも注意が必要ということだ。
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