高市早苗大臣が厳重抗議 しんぶん赤旗の報道を否定、伝聞だけで「パー券 統一協会関連団体が購入」記録に該当団体無し

政治・社会



 高市早苗経済安全保障担当大臣は26日の会見で、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が日曜版にスクープとして掲載した旧統一教会関連団体が高市氏のパーティー券を購入していたとする報道を否定した。

 高市大臣によると、しんぶん赤旗から先々週に問い合わせがあり、会計責任者が当時(2019年)の入金記録や領収書を全て確認したが、赤旗が報じた「世界平和連合奈良県連合会」が計4万円分購入した事実はなかったという。

本来はボツになるネタだった

 赤旗では「スクープ」として報じているが、情報源は「関係者」とされる人物からの伝聞だけで、これが高市事務所関係者なのか旧統一教会関係者なのかも明かされていない。赤旗編集部が証拠となる資料や記録を入手したわけではなく、自称関係者の証言だけをもとに記事は構成されている。

 赤旗編集部からの問い合わせに対して、会計責任者が記録と領収書を1件づつ確認し「その団体からの入金はなかった」と回答しているのに、部数増を狙ったのかスクープとして記事にしているのだ。確認した結果、事実ではないという回答を得て、それを覆す証拠もなければ本来は没ネタだ。

 共産党では福島県桑折町の町議が本会議で特定の一般人を名指しして「旧統一教会の高額な印鑑を販売していた」と発言し、これが事実ではなかったとして議員辞職したばかり。反省がないのだろうか。

関連:共産党町議が議員辞職 議会で実名挙げ”壺認定”する発言「過去に旧統一教会の印鑑を高額で販売した」後に事実ではないと確認
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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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