左翼女優がデマ拡散「靖国神社が特攻兵器“回天キューピー”を売っている」→靖国神社が否定「売ってません」【KSLチャンネル】

戦時中の特攻兵器、人間魚雷「回天」をモチーフにしたキューピー人形が、靖国神社で販売されているという誤った情報が拡散されています。靖国神社でこのような商品が販売された事実はありません。
この誤情報は2019年ころから毎年のように流布されているわけですが、今回は女優の毬谷友子さんの投稿が拡散されてしまったようです。
靖国神社で売られていた回天に乗ったキューピー
今、偶然これを見て、自分のハラワタが煮えくりかえっている。
回天を知ったのは、野田秀樹の芝居だった。衝撃過ぎる内容で、しかもそれが事実で。。。
だからこれは、私の中で絶対に許されない。 pic.twitter.com/AW3Umg4gCq
— 毬谷友子 🕊 TOMOKO MARIYA (@mariyatomoko) August 18, 2025
ちなみに毬谷さんが投稿した写真はネットの拾い画で、ご本人が撮影したものではありません。
靖国神社は完全否定、デマは2019年から
この商品は民間企業が製造し、自衛隊関連施設の売店などで販売されていたことが問題視され、2009年には販売が中止され回収もされています。同じく特攻兵器である「桜花」をモチーフにしたものも同時に販売中止となっています。
このデマは8月の恒例行事のようになっていますが、靖国神社は今回の騒動を受けてメディアの取材に対して「過去にも取り扱いはない」と完全に否定しています。
参考:靖国神社「人間魚雷 回天」のキューピー人形の販売否定 SNSで投稿拡散 – 社会 : 日刊スポーツ
マヨネーズでおなじみの「キユーピー株式会社」にも問い合わせがあったようで、広報は同社の公式グッズではなくキューピーのイメージを棄損されているという趣旨の回答をしています。元祖であるアメリカのキューピー人形の著作権は失効しているわけですが、たらこキューピーなどのイメージもあって同社のコラボ商品と勘違いされたようです。
これが2019年ころになって匿名掲示板のネタとして「靖国で販売」というスレッドが立ち、これをまとめサイトや個人ブログが取り上げたことでデマが固定化されてしまいました。
参考:【神道】靖国神社、人間魚雷「回天」のキューピーちゃん人形を販売 不謹慎だと話題に
ちなみに靖国神社では回天のピンバッジが販売されていますが、これはキューピーストラップのようにデフォルメされたものでもなく、また賛美するものでもありません。商品のタグには「脱出装置はなく、一度出撃すれば攻撃の成否にかかわらず搭乗員の命はなかった」と、いかに非人道的な兵器であったか説明がなされています。
参考:雑貨 :: ピンバッジ 特攻兵器 回天
参院選で大躍進した参政党が、終戦記念日に靖国神社を一斉参拝したことで、左側の人たちが靖国神社を貶める誤情報をせっせと拡散していますが、そういうネガティブキャンペーンは逆効果で、そんな暇があったら自分たちの政策を訴える政治活動をやるべきで、それをやらないから党が衰退するわけです。
そもそも靖国神社を貶めたところで、参政党や国民民主党が票を落とすことにはつながりません。
今回デマ投稿が指摘された毬谷さんは、以前からあったネットの誤情報を目にして投稿してしまったことは認めていますが、靖国で日本軍関連のグッズ販売がされていること自体に批判の矛先を向けています。
悲惨な歴史であるからこそ、忘れ去られることのないように語り継ぐひとたちの想いを少しは考えてみてはどうかと思います。










































