【日本保守党激震】竹上ゆうこ議員が秘書を監禁?島田洋一議員の暴露と離党会見での説明に矛盾 公設秘書問題が騒動の発端か【KSLチャンネル】

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 竹上ゆうこ議員が秘書を監禁したって本当でしょうか?
 真実なら刑事事件化もありますが、この辺りは後半で触れるとして、まずは日本保守党を離党した理由について考察したいと思います。

 日本保守党に離党届を提出した竹上ゆうこ議員が24日に記者会見を行い、離党の理由などを説明しました。理由としては「河村氏に知らされずに物事が決められていった」という予想どおりのものでしたが、その他にチラシやポスターの配分が少なかったり、党が任命した公設秘書が竹上議員の指示に従わないこともあったということです。

要するに資金難である


 これは要するに「金がない」と言うことだと思います。公設秘書が自分の思い通りにならないとなると、私設秘書を余分に雇わないといけないし、議員1人あたりに月額65万円支給される立法事務費も、党がプールして議員活動には充てられていないようです。河村共同代表も政党助成金から支部に分配が無いと不満を述べていたことから、党の活動をしながら東京と地元の事務所を維持するのは困難です。
 これならば無所属となって党の活動を切り離すか、以前に取り上げた「維新除名組」と新党を立ち上げ政党助成金を得る道しかありません。ちなみに竹上議員は維新との軋轢があるので合流は否定していますが、あくまで維新本体ではなく対立して除名された3名なので、これからどう転ぶかはわかりません。

 会見では有本事務総長の言動と対応について不満を述べていましたが、客観的に見て事務所維持は金銭的に無理なのは明らかで、そのあたりも百田代表が河村共同代表を「殴るぞ」と恫喝しペットボトルを投げて以降は、相談するどころか普通に話すこともできなくなったそうです。

 有本事務総長が党に資金をプールするのは、いつ解散があるか分からず候補者擁立の資金が必要という理由だと思いますが、現職で東京と愛知県で活動する竹上議員が事務所を維持できるかどうかはもう少し考えたほうが良かったとも思います。

公設秘書問題は説明に矛盾

 この会見で少し気になったのは、竹上議員が親族を公設秘書にしようとして、有本事務総長に違法性を指摘され諌められたという点。現行では公設秘書に親族が付くとことは違法ではなく、旧民主党が内規で禁止し、日本維新の会が禁止法案を提出しているだけです。一部では名義貸しのような行為をしようとして諌められたという話もあって、現行法と矛盾する竹上議員の説明は不可解です。日本保守党の運営体制にだけ瑕疵があったと判断するのは危険です。

秘書監禁騒動の真相は?

 
 竹上議員の会見では、日本保守党の党運営の問題にばかり焦点が当てられていますが、島田洋一議員が24日にXに投稿した「秘書監禁」が真実ならば、かなり見方も変わってきます。

 まず島田議員の言い分です。


 事実なら監禁の罪に問われそうですが、竹上議員は会見の冒頭で島田議員とは異なる説明をしています。竹上議員によると、事務所で解雇通知を渡そうとしたら、受け取りを拒否され大きな声を出されたので衛視を自分が呼んだということです。

 双方の主張が対立しているわけですが、竹上議員が部外者と思われる複数の男性を伴っていたことを正当化するのは、ちょっと苦しいのではないでしょうか。ペットボトル事件がトラウマになっているようですが、相手にしてみればその状況が、解雇を通知されるあたって畏怖する効果があったのは間違いありません。
 双方の主張が食い違っている点を考慮しても、さすがに自分の事務所で公設秘書を解雇する流れとしては、いささか乱暴だったのではないでしょうか。

 個人的には日本保守党の党運営には批判的なんですが、竹上議員の会見を見ると、この人もこの人でちょっと変わってんな、という感想しかなく、どちらかに肩入れすることには危険な匂いしかしないです。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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