国民民主党・榛葉賀津也「これは軽くないよ」小泉進次郎陣営のステマ騒動をぶった斬る!海外からの工作や偽情報にも言及【KSLチャンネル】

自民党総裁選をめぐる小泉進次郎陣営のステマ騒動について、国民民主党の榛葉賀津也幹事長がコメントしています。
ステマ騒動の詳細と真相については前回動画で解説していますので、そちらをご覧にいただくとして、榛葉幹事長のコメントは内外の情勢を踏まえた幅広い見解を示していますので、会見動画のあとに詳しく解説します。
立法する適格性が問われる
まず今回の事案は厳密にはステマではないわけですが、政治とカネの問題で結党以来の窮地に立たされる自民党が、透明性に欠ける手法を取ったことは看過できないという榛葉幹事長の意見はご尤もです。
この国の総理を決めると言っても過言ではない総裁選で、民意を歪めかねない行為は厳に慎むべきです。小泉進次郎さんに対するデマと中傷に対してカウンターを仕掛けたかったという気持ちも分かりますが、それならば単純に「応援コメントよろしく」と頼むだけでいいのに、なんで歯の浮くようなコメントを例示する必要があったのでしょうか。
どうも陣営が固まる前にメールを送っていたようで、結果的に他陣営に入った人にも届いて、それが文春に持ち込まれたのでしょう。危機管理としても救いようのないもので、善かれ悪かれ総裁選の結果が政策以外のおかしな形で変わってしまうかもしれません。
他国からのネット工作も危惧される中で、不自然な挙動について調査したら、政府与党がやってましたという目も当てられないことになりそうです。常にこの国の政治がクリーンでなければ、調査もおよび腰になるんじゃないでしょうか。
榛葉幹事長自身もアフリカからの移民を推進しているという偽情報の被害者ですが、政府与党のなかで、しかも総理大臣になるであろう総裁を決める選挙でこのようなことがあれば、当然のように他党への攻撃も行われているんじゃないかと疑うのは当然でしょう。このあたりは玉木代表も疑っていて、今回の事案に対しても「国政選挙でも、自民党はステマを行なっているのではないかと疑わざるを得なくなる。」と厳しい目を向けています。
小泉陣営の今回のステマ(ステルス・マーケティング)問題は、陣営だけでなく、自民党全体に対する信頼を大きく揺るがす事案だ。
牧島かれん議員は、小泉陣営の「総務・広報班」の班長を辞任したようだが、同氏は元デジタル大臣であり、現在の自民党のネットメディア局長である。…
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) September 26, 2025
ちなみに玉木代表がこの投稿で「自党の高市候補者に対してさえ誹謗主張めいた書き込みを指示していた」というのは事実ではなく、この部分は文春が推測で書いて毎日新聞が後追いで報じただけで、24の文例のなかに高市さんを名指しで中傷するようなものは存在しません。こういう決めつけも偽情報と言われかねないので、玉木代表も投稿には気を付けたほうが良いかと思います。
ここで榛葉幹事長の会見コメントに話題を戻しますが「そう軽くはない、今後益々注目される」というのも当然で、自民党は立法においても強い力を持っていて、昨今のネットの偽情報や誹謗中傷に対する立法や法改正を行っていく上での適格性に関わる問題です。
ステマ依頼とされたメールの内容も、普通に「応援コメントよろしく」という趣旨だった可能性が高いわけですが、そこは曖昧にせず党内で継続的に調査をして結果を公表すべきです。
失った信頼を取り戻そうと石破政権が誕生し、それでも信頼回復には至らず新しい総理総裁を選ぼうという選挙で、新たな疑惑と不信を招いたことは自民党にとっては致命的です。
この問題は自民党だけに留まらず、党所属議員の支持者向けの発信が、他党への攻撃の引き金になっている事例は他の党にも見られます。ステマではないですが犬笛も同様に世論を誤った方向に導いているわけです。
また支持者が集まるネット上のコミュニティで、党に都合の悪い投稿を共有し、一斉に攻撃を仕掛ける拠点になっている事例も確認しています。
こういった様々なネットの問題への対策が急がれるなかで、政府与党の自民党がその問題の中心になってしまっては野党も協力のしようがないでしょう。
とにかく自民党は徹底した調査と検証、報告をしてください。










































