首班指名で造反?高市早苗総理爆誕の裏で野党新人が大混乱!立憲会派も日本保守党も代表に投票せず【KSLチャンネル】

21日の首班指名選挙で高市早苗総理が誕生しました。
参議院での首班指名は予想外の投票をする議員が多く、造反のような形も見られたので解説していきます。
衆議院では一回目の投票で高市さんが過半数を超え決着、高市さんへの投票が予想より一票多かったのは無所属の中村はやと議員の投票だったようです。父親が立憲民主党に所属した中村喜四郎さんで、選挙では連合の支援も受けていたので立憲支持者からは不満の声も出ていますが、電話で高市さんから直接口説かれたようです。問題は参議院です。
野党新人が大混乱
まず日本保守党の北村晴男議員が一回目の投票で、高市さんに投票しています。百田代表は自分に投票し会派内で票が割れてしまいました。二回目の投票では二人とも高市さんに投票しているので、北村議員が一回目の投票先を間違って投票しているのかも知れません。
社民党ではラサール石井議員が一回目の投票で福島瑞穂党首に投票していますが、社民党は立憲と会派を組んでいるので立憲の野田佳彦代表に投票するのが筋です。二回目は野田代表に投票していますが、福島党首は二回とも野田代表です。
立憲は会派内で一回目を拘束していなかったのか、無所属の泉房穂議員が一回目の投票でチームみらいの安野貴博党首に投票していました。選挙で立憲の支援を受けて会派にも入れてもらったのに、さすがに行儀が悪いと思います。
あと意外だったのが、これまで国民民主党の伊藤孝恵議員に投票してきた無所属の寺田静議員が、今回は高市さんに投票しました。パートナーは立憲民主党の寺田学議員なので少しざわついていますが、ご本人によると政策や考え方が違っても子供たちに女性総理の姿を見せる効果に期待したそうです。
もうひとり意外だったのが、立憲民主党の推薦で鹿児島県連の全面バックアップを受けていた無所属の尾辻ともみ議員が二回とも白票でした。尾辻秀久前参議院議長の娘で、当初は自民党からの出馬を希望していましたが、公募で落とされて立憲に寝返ったひとです。
野田代表に投票するのが筋ですが、自民党入りが諦められないのでしょうか。両天秤かけるような白票は双方から嫌われると思います。
最後に番外編ですが、国民民主党の新人・小林さやか議員が二回目の投票で間違って高市さんに投票し、党から厳重注意を受けています。国民民主党は二回とも玉木代表でしたが、決戦投票は上位二名のいずれかを書くように説明があったので、頭が真っ白になったそうです。
決戦投票で無効票を投じる是非が散々と議論されたのに、さすがにありえないミスだと思いますが、選択を迫られたら野田代表ではなく高市さんだったことが、立憲への悪いメッセージとなったのは党としても頭が痛いところでしょう。
公明党の連立離脱で、与野党幹部が首班指名の駆け引きで走り回って党内にも伝達しているはずなのに、野党の新人がここまでバラバラの投票をしていては政権交代もしばらくは起きないでしょう。










































