冤罪?柴山大臣が高校生の政治話に疑問で大炎上→返信先のひとりは現役教師「生徒の洗脳を頑張る」「安倍政権に投票しないように」
柴山昌彦文科大臣が8日、参院選中に高校生が昼食時間に政治の話をしたという投稿に対して「こうした行為は適切でしょうか?」と返信をして大炎上している。
こうした行為は適切でしょうか? RT @d_ok3a: @NI84USx7ecHjMU7 私の通う高校では前回の参院選の際も昼食の時間に政治の話をしていたりしていたのできちんと自分で考えて投票してくれると信じています。
もちろん今の政権の問題はたくさん話しました。笑— 柴山昌彦 (@shiba_masa) September 7, 2019
ネットでは柴山大臣が高校生が政治の話をすることに苦言を呈したように騒がれているが、これは完全な誤解である。高校生が参議院選挙中に特定の政党を当選させる又は当選させない目的で活動することは未成年による選挙運動にあたり、公職選挙法で禁止されているからなのだ。
学生が旬の時事問題を取り上げて議論することに何の異論もない。しかし未成年者(18歳未満に引き下げられたが高3はかなりが含まれる)の党派色を伴う選挙運動は法律上禁止されている。ここをどう考えるか、責任あるメディアはもっと慎重に取り上げるべきでないのか?
— 柴山昌彦 (@shiba_masa) September 9, 2019
さらに、投稿のスレッドを確認すると相手は高校生だけではなく現役の教師であることもわかった。スレッドを時系列で追うと経緯がよくわかるのでまとめてみた。
教師「生徒の洗脳を頑張ります!」
まず、スレッドは柴山大臣の投稿に現役教師が意見を申し出たところから始まる。
https://twitter.com/NI84USx7ecHjMU7/status/1169899639710965760
このスレッドに入ってきた高校生に対し教師は「せめて、次の選挙ではこの政策を進めている安倍政権に絶対投票しないように周囲の高校生の皆さんにご宣伝ください。」と返信をしている。
https://twitter.com/NI84USx7ecHjMU7/status/1170113361075265537
この現役教師による政治活動と投票の呼びかけに答えてしまった高校生に対して大臣は「こうした行為は適切でしょうか?」と疑問を呈しているのだ。
こうした行為は適切でしょうか? RT @d_ok3a: @NI84USx7ecHjMU7 私の通う高校では前回の参院選の際も昼食の時間に政治の話をしていたりしていたのできちんと自分で考えて投票してくれると信じています。
もちろん今の政権の問題はたくさん話しました。笑— 柴山昌彦 (@shiba_masa) September 7, 2019
さらにこの現役教師は「私も自分のとこの生徒の洗脳を頑張ります!今回の制度に反対する高校生の輪を広げ、若者の力で打倒 安倍政権!打倒 自民党!ですね。」と投稿しており、この教師の問題点が露呈している。
私も自分のとこの生徒の洗脳を頑張ります! 今回の制度に反対する高校生の輪を広げ、若者の力で打倒 安倍政権!打倒 自民党!ですね。お勉強大変な時にリプありがとうございました。
— はやと (@NI84USx7ecHjMU7) 2019年9月7日
柴山大臣がこういった案件に直接リプライをする是非は別として、どうしてこれが「高校生は政治に興味を持ってはいけないのか?」という批判に晒されることになったのだろうか?事実を隠して意図的に炎上させたようにしか思えないのだが。
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