【動画】加藤厚労相も苦言!山井和則さんが国会でデマ「和歌山県で安全宣言が出た!」「検査数が公表されていない」
11日の衆議院厚生労働委員会で野党共同会派の山井和則議員が、新型コロナウイルスに関して「保険適用後にPCR検査数が減った」「和歌山県で安全宣言が出た」「検査数が非公開」などと事実に基づかない発言を繰り返す場面があった。加藤厚労大臣は診療の目安と検査数の違いなど丁寧に説明したが、冷静な大臣に対して山井氏が「危機感が感じられない」と批判したことで、大臣が資料を机に投げるように答弁に立ち山井氏の発言に抗議する場面も見られた。
終始誤った情報で大臣を追及
山井氏は新型コロナウイルスの検査体制に関して、PCR検査の保険適用で検査数が下がっていると指摘した。しかし、これは適用から3日ほどの「報告数」を検査数と勘違いしたもので、医療機関に対して報告を強制できないので大きな誤差が出ているだけであった。これを大臣に指摘された山井氏は「驚きでした。開き直りですか」と人格攻撃に転じた。
与党席からは「それとこれは別だろうが!」「いい加減な質問をするな!」と激しい怒号が飛び、これを不服とした山井氏が理事に質疑をストップさせる騒動となった。山井氏はお得意の「人の命がかかってるんだ!」と叫んでいたが、自分が都合が悪くなると国民の命を盾にする悪癖である。
さらに山井氏は「和歌山モデル」として、検査を積極的に行った結果「安全宣言」を知事が出しているというケースを示して厚労大臣を責め立てたが、和歌山県は安全宣言など出しておらず、これは医師の感染が確認された有田病院が、病院関係者全員の検査を行いながら2週間の経過観測を経たのちに診療を再開するにあたって病院長が出した「安全宣言」である。またこの病院では院内感染が疑われ入院していた70代の男性が死亡している。濃厚接触者を全員検査するのは他の自治体でも同様の対応を行っており、この病院が特別検査を多く行ったという事実は無い。
和歌山県では有田病院の診療再開の翌日、5日にも感染者が確認されており現在も4名が入院中であり安全宣言など出せる状態にはない。山井氏は何を確認してこのような質問を行ったのだろうか。
質疑の最後では厚生労働省が都道府県別の検査数を公表していないと主張したが、それに対して「ホームページ確認してください」と反論する大臣と言い合いになる場面も見られた。結果的に、山井氏が確認をしていなかっただけで、厚労省は日々、検査数や患者の状況など前日比を含めて公表していた。都道府県別のデータも質疑の数日前から日々公開をしている。
こういう調べもせずいいかげんな質問を繰り返す野党がコロナ対策の足を引っ張っていることは明白だ。加藤大臣も「国会はみんなが見ている場だ」と山井氏に正確な発言を求めていたが、山井氏は感情的に喚き散らすだけで終始、冷静さを欠く質疑だった。
もう、野党は黙っていればいいと思う。
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