小沢一郎「安倍氏のこの災難、むしろ自民党に有利」「自民党の長期政権が招いた事件、おごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」

政治・社会



 立憲民主党の小沢一郎衆議院議員が8日の街頭演説で、銃撃された安倍晋三元総理ついて「むしろ自民党に有利」などと発言していたことが産経新聞によって報じられている。
参考:小沢一郎氏「安倍氏の災難、自民有利に作用」 – 産経ニュース

 発言の真意について記者団から問われた小沢氏は、「社会が安定して良い政治が行われていれば、こんな過激な事件は起きない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」と安倍元総理や自民党の自業自得と言わんばかりの説明を行った。
参考:小沢一郎氏「長期政権が招いた事件」と持論 安倍元首相銃撃に | 毎日新聞

時代にそぐわぬ古い政治家

 安倍元総理は小沢氏らが自民党を離党し新政党を結党した1993年の衆院選で、1991年に急死した父の地盤を受け継ぎ自民党から出馬し初当選している。よって自民党で同じ釜の飯を食った仲ではないが、党派を問わず安倍元総理への銃撃事件に強く抗議しているなかで、このような乱暴な批判を浴びせる小沢氏の神経が理解できない。

 もう今の時代にはついて行けない古い政治家であることは否めず、昨年の衆院選では52年の議員生活で初めての選挙区落選を経験している。もっと早く引退をするべき人なのだが、小沢氏に引退を迫ることができる人間は党内にはいない。

 立憲民主党は厄介な人間を引き入れてしまったことを後悔しているだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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