小泉進次郎ステマ報道の真相!高市早苗への中傷支持はなかった?24の例文に該当する文章なし【KSLチャンネル】

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 自民党総裁選をめぐり小泉進次郎陣営が、ニコニコ動画にポジティブなコメントを書いて欲しいとステマを依頼するメールを陣営関係者に送っていたことが文春に報じられ、大変な騒ぎとなっています。
参考:小泉進次郎陣営が「ニコニコ動画」で“ステマ指示” 「石破さんを説得できたのスゴい」など24パターンのコメント例、高市氏への中傷も… | 文春オンライン

 救いようのない愚かな行為としか言いようがないんですが、一方で文春を鵜呑みにして騒ぐのもどうかと思います。タイトルだけがひとり歩きして「高市氏への中傷」が目的であったかのような叩かれ方をしてますが、実際に本誌を買って読んでみるとそんなイメージではなく、いかにもオールドメディアがやりそうな見出し詐偽とも言えるものです。
週刊文春 2025年 10/2 号

中傷に該当する例文は存在しない


 文春を買って読めばわかるのですが、文春オンラインでは有料記事になっているので、その詳細は権利の関係上で引用は控えますが、その文春オンラインの記事ではタイトルには「高市氏への中傷」の文字はありません。紙面でも「他候補への中傷」と小さく書かれてはいますが、高市さんの名前は見出しにありません。
参考:【証拠メール入手】小泉進次郎「卑劣ステマ」を暴く!|自民総裁選 茶番劇の舞台裏 | 週刊文春
 要するに文春オンラインの予告記事とXの投稿にだけバズりやすい「高市」という名前が入っていて、まるで高市さんへの攻撃目的だったような印象を与えているわけです。

 念のため繰り返しておきますが、ステマは擁護できません。
 そのうえで解説したいと思いますが、小泉陣営の牧島かれん事務所が送ったメールに記載された24パターンのコメントに、高市さんを中傷するコメント例は存在しません。事務局幹部の小林史明議員も小泉進次郎大臣も、ステマと思われるメールについては認めていますが、高市さんへの中傷は否定しています。

 例文に関しては毎日新聞が公開しているので引用しますが、小泉進次郎を絶賛する粗悪なテンプレばかりで、唯一ネガティブなコメントが「ビジネスエセ保守に負けるな」というものですが、これは文春が記事を売るために予告投稿で利用しているだけで、高市さんに向けられたものとは考えられません。
 ましてや「やっぱり仲間がいないと政策は進まないよ」と言う例文を、仲間がいない高市さんを揶揄しているという文春の解釈は無理があります。
参考:小泉氏称賛する「やらせコメント」 陣営が示した24の例文とは | 毎日新聞

ネットのデマ対策が裏目に

 実は小泉陣営は同時に、ネットに流れるデマに対抗する「小泉進次郎ファクト」というサイトを公開しています。ステマがバレた今となってはむなしい限りなんですが、文春が報じた「ビジネスエセ保守に負けるな」という例文は、インフルエンサーがインプレッション収益目的に拡散する小泉進次郎に関するデマを信じた人たちが、ニコニコ動画に大量に中傷を書き込むという事態に対抗するものでしょう。
 これが高市さんに向けられたものなら「ビジネス」というのは矛盾しているし、安倍元総理亡きあとにネットで反自民を展開するビジネス保守へ向けられたものとしか考えられません。

 こういう時だけ低俗な週刊文春を妄信してしまうのもどうかと思いますが、その一方で高市さんを応援する支持者が疑って気分を害するのも理解はできます。
 そもそもステマがバレた時点で小泉陣営の信用はガタ落ちで、今さら何を言っても信じてもらえません。ネットのデマと中傷に対抗したいなら、もっと素直に「応援コメントよろしく」くらいにしておけば、誰も文句は言わなかったのではないでしょうか?

 最後に高市支持者の皆さんに申し添えておきますが、本誌では件の小泉ステマ記事の次のページで文春は、高市陣営のことをボロクソに書いてます。記事売るのに高市さんの名前を使っておいて、相変わらず節操のない連中です。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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