【尖閣は中国？】市議会の抗議決議受け玉城知事が発言を撤回　一方そのころ尖閣沖では中国海警4隻がまたデニってた模様（領海侵犯）

2019年6月18日政治・社会

　尖閣周辺で日本の漁船が中国公船に追跡されたことに関し、沖縄県の玉城デニー知事が先月31日「中国公船が周辺海域をパトロールしている、故意に刺激するようなことは控えなければならない」と発言したことに対し石垣市議会は17日、発言に対する抗議と撤回を求める決議を賛成多数で議決した。

本日開会の石垣市議会で玉城知事の尖閣諸島に関しての発言に対する抗議と撤回を求める決議が賛成多数で議決されました。 pic.twitter.com/MqNHWWvCLo

— 中山よしたか(石垣市長) (@yoshitaka_ISG) June 17, 2019

　これを受け、玉城デニー知事は「誤解を与えかねない」として発言を撤回した。

石垣市議会が同日、発言撤回を求める決議を可決したことを受け、県庁で記者団に「私の発言は尖閣諸島周辺海域が日本の領海ではないとの誤解を与えかねないことから、撤回させていただきたい」と述べた。
出典：沖縄知事、尖閣めぐる発言を撤回　「誤解与えかねない」 – 産経ニュース

　誤解ではない。玉城知事は明確に「周辺海域を中国公船がパトロールしている」と述べており、中国による尖閣周辺での活動を領有権に基ずく「パトロール」として認めてしまったのだ。

今日も中国海警が領海侵犯

　石垣市議会で抗議の決議が行われ、玉城デニー知事は発言を撤回したが、一方そのころ石垣市の尖閣諸島沖では中国海警局の「海警」4隻が領海侵犯をしている。まるで玉城デニー知事を応援するようにデニっていたのだ。

　沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で１７日、中国海警局の「海警」４隻が日本の領海に侵入し、約１時間４５分間航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は１０日以来で、今年１８回目。
　第１１管区海上保安本部（那覇市）によると、海警「１３１０」「２３０６」「２５０２」「３５１１５」が午前１０時１５～３５分ごろ、久場島南東の領海に侵入。同１１時４５分～正午ごろ、同島東北東で領海を出た。
出典：中国公船４隻が領海侵入＝沖縄・尖閣沖：時事ドットコム

　同日同時間帯に中国海警局4隻が領海侵犯をしたのは意図があるとしか思えない。それでなくても中国は日本が攻撃してこないとたかをくくっているのに、尖閣諸島を含む沖縄県の知事が「パトロール」と認めれば大手を振って領海に入ってくるのは予想できたはずだ。石垣の漁民を危険に晒し、日本の領土を他国に売り渡す「売国」であり、撤回だけで済まされるものではないだろう。

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