朝日新聞が朝刊一面で大誤報「ハンセン病家族訴訟、控訴へ」→政府は控訴断念、安倍首相「ご家族のご苦労を長引かせるわけにはいかない」
朝日新聞9日朝刊一面「ハンセン病家族訴訟、控訴へ」という記事が、事実とは正反対のフェイクニュースであることが判明した。実際には政府は控訴を断念し、安倍首相は「筆舌に尽しがたい経験をされたご家族の皆さまのご苦労をこれ以上長引かせるわけにはいかない。」とコメントしており、誤報というよりも朝日新聞の悪意すら感じるものだ。
朝日新聞デジタルには現在も誤報が掲載されたままだが、記事の最後に「お詫び」が追記されている。
元ハンセン病患者の家族への賠償を国に命じた熊本地裁判決について、朝日新聞は9日朝、複数の政府関係者への取材をもとに「国が控訴へ」と報じました。しかし、政府は最終的に控訴を断念し、安倍晋三首相が9日午前に表明しました。誤った記事を配信したことをおわびします。
出典:ハンセン病家族訴訟、控訴へ 政府、経済支援は検討=おわびあり:朝日新聞デジタル
朝日は本当に取材をしたのか?
朝日新聞のお詫びでは「複数の政府関係者への取材をもとに」とされ、記事を出稿したあとに政府が断念したともとれる内容だ。しかし、NHKでは深夜2時の時点で「政府が控訴断念へ」と報じている。
誤報が配信された原因は二通り考えられる。
ひとつは、日頃の政府批判を快く思わない政府関係者が、朝日新聞記者に謝った情報を渡し誤報を打たせたという可能性だ。朝日新聞のお詫びの内容的にはこの筋だろう。
もう一つはその逆で、政府とハンセン病患者家族を対立させたい朝日新聞記者が、判決に対する政府関係者の不満を「控訴へ」と政府公式見解であるかのように伝えた可能性だ。
もし、政府関係者が朝日新聞を騙したのなら朝日新聞も黙っていないだろう。ただし、現段階の説明では完全に朝日新聞のフェイクニュースと判定されても文句は言えない。
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