立憲・高井崇志議員が韓国訪問と過去の「歴史、慰安婦、独島」発言を全面否定→しかし立民訪韓団の存在は否定せず

政治・社会

立憲・高井崇志議員が韓国訪問と過去の「歴史、慰安婦、独島」発言を全面否定→しかし立民訪韓団の存在は否定せず

昨年9月、韓国国会を訪問した際に板門店に立ち寄る高井・山崎・中谷議員

 韓国中央日報の記事で、立憲民主党の高井崇志衆院議員が韓国を訪れ「関係回復の必要性で共感を形成した」と誤解させる表現があり同議員が批判を浴びている。また記事では高井議員が過去に韓国を訪れた際に「人権的次元で韓国側の感情に十分共感して理解する、歴史、慰安婦、独島(トクド、日本名・竹島)問題に対して我々はあまりよく知らなかった。これまで関心を高く持つことができなかったようだ」と発言したとされ、ネット上では「売国奴」などと中傷される事態となっている。
参考:「アンチ安倍」日本野党議員、韓国国会訪れ「関係回復」に共感 | Joongang Ilbo | 中央日報

 これに対し高井議員は21日、ブログを更新し発言は事実でないと全面否定している。さらに、現在も衆議院総務委員会の派遣で欧州各国を訪問しており、今年は訪韓をしていないとのことだ。
出典:中央日報における報道に関して | 高井たかし 公式サイト

立憲民主党の訪韓団は事実か?

 高井議員は過去の発言と本年の訪韓を強く否定してはいるが、昨年の8月訪韓は事実のようで、2018年8月30日に韓国国会に訪問したことが写真付きで報じられ、高井議員もSNSでも紹介している。

韓国出張 その② 本会議傍聴

国会訪問中に、たまたま本会議が開催されたので、傍聴させてもらいました。

韓国の国会は定数300で一院制です。

国会の会期は制度上は日本と同じなのですが、実態は全く異なります。韓国でも憲法の規定により国会議…

高井 たかしさんの投稿 2018年9月11日火曜日

 
 また、中央日報の記事全体に対しては「曖昧な表現」というニュアンスで批判するにとどめている。これは何を意味するのか読み返してみると、高井議員の主張は、

①過去の発言は完全否定
②自分が訪韓したと誤解を与えている

 この2点のみである。注目すべきは「自分は本年訪韓してない」と言っているだけで、本年の立憲民主党の訪韓団については否定していないのだ。
 中央日報の記事に名前が出てくる山崎誠衆院議員と中谷一馬衆院議員は記事の内容を否定しておらず、本人のSNSを確認すると訪韓したとされる今月13~14日の間は更新が止まっている。立憲民主党の公式ホームページにも掲載されておらず訪韓での所感や成果を確認することはできない。意図的に訪韓を隠しているともとられかねない状況だ。
 現在、山崎、中谷両議員にはSNSを通じて事実確認を行い返答待ちであるが、訪韓が事実ならば日韓関係が最悪な状態であるだけに成果を聞かせてほしいものだ。

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