玉川徹と青木理「陛下が沖縄の高校生を招待した、陛下と安倍内閣の思いに乖離がある」→招待状の差出人「内閣総理大臣 安倍晋三」

マスコミ・報道

玉川徹と青木理「陛下が沖縄の高校生を招待した、陛下と安倍内閣の思いに乖離がある」→招待状の差出人「内閣総理大臣 安倍晋三」

 テレビ朝日「モーニングショー」22日の放送で、即位礼正殿の儀に招待された唯一の高校生・相良倫子さんについて陛下が招待に関わったかのような説明をし「政権を支持するものと皇室の皆さんの歴史観、平和感がずれている」と玉川徹氏と青木理氏が語る場面があった。
https://twitter.com/MASS_VS_CORE/status/1186497147358732288

 まるで皇室・陛下が安倍政権への当てつけとして相良さんを招待したと言いたげだが、即位礼正殿の儀は国事行為なので「内閣の助言と承認」が必要、よって招待状の差出人は「内閣総理大臣 安倍晋三」である。写真は長尾敬衆院議員のものだが、議員以外のほかの参列者も同じ招待状が届いている。

本日、天皇陛下が即位を国内外に宣明される「即位の礼」の中心儀式である「即位礼正殿の儀」が行われます。

御代がわりの歴史的儀式、光栄にもご招待を頂きました。国民を代表し、また国民のひとりとして神妙に参内いたします。

長尾 たかしさんの投稿 2019年10月21日月曜日

相良さんを推薦したのは誰なのか?

 ジャーナリストならば国事行為の性質上、招待状が差出人・内閣総理大臣となることを知っているはずなのだが。これを知らなかったとしても、誰が相良さんを推薦したのかという疑問から調べても、天皇陛下の思いでは関与できないという答えにたどり着いたはずだ。とにかく思い付きで語る癖は玉川氏と青木氏に共通する悪癖だ。

 では、差出人は内閣総理大臣で間違いないのだが、相良さんを実際に推薦したのは誰なのだろうか?
 琉球新報によると、相良さんを推薦したのは内閣府沖縄総合事務局とのことだ。

 関係者によると、内閣府沖縄総合事務局が平和を希求する若者の象徴となった相良さんを参列者に推薦。約1カ月前に正式に招待を受けたという。
出典:「願う思い、陛下と同じ」 平和の詩・相良さん参列 – 琉球新報 – 沖縄の新聞、地域のニュース

 国の出先機関で内閣府の地方支分部局である沖縄総合事務局が推薦し、それを内閣が承認して招待状を送っている。玉川氏や青木氏の言っていたことは平たく言えば「嘘」なのだ。

 この放送を機に反安倍界隈で「陛下が招待した」というデマがツイッターなどで広まっているが、モーニングショーは訂正してデマの回収に急ぐべきだ。

関連:ソウル日本人女性暴行事件、青木理の「この程度」発言に被害女性が不快感「こんなにも心無い言葉、非常に残念」
関連:玉川徹「田母神さんがレーダー照射は危険ではないと」伊藤元海将「嘘です」羽鳥「海将が危険と言ってる」

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう