検証!桜を見る会「民主党政権、支援者52人と記念写真」→夕刊フジの誤報 植松恵美子さんの当日写真見つかる


検証!桜を見る会「民主党政権下、支援者52人と記念写真」→夕刊フジの誤報 植松恵美子さんの当日写真見つかる

 夕刊フジが11月14日に掲載した記事で、2010年の桜を見る会に民主党の植松恵美子参院議員(当時)が地元支援者を大量に招待した疑惑が報じられている。根拠とされるのは当時参議院議長だった江田五月氏のブログに掲載された集合写真だ。
参考:「民主党政権下でも支援者招待」の証拠!? 52人で写した記念写真も 江田五月氏のブログで発見 – zakzak:夕刊フジ公式サイト

桜を見る会「民主党政権下、支援者52人と記念写真」←夕刊フジの誤報!報じられた植松恵美子の当日の写真見つかる

江田氏のブログ

 結論から言うと夕刊フジの誤報だ。この情報は桜を見る会が騒動となった当初から当サイトでも把握していたが、後援会や支持者が参加したという情報が皆無であり写真の不自然さからボツになったネタだ。また、当サイトの調査で植松氏の反論を証明する別の写真も見つかっている。

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植松氏が単独で参加した写真があった

 夕刊フジの記事で植松恵美子氏は「1人で参加した。支援者は参加していない。」と語っているが、この証言の信ぴょう性は高い。植松氏の過去ブログの痕跡を調べてみると、2010年4月15日の園遊会参加はブログにアップしているが2日後の4月17日の桜を見る会はアップされていない。
参考:うえまつ恵美子 活動日記:2010年04月 | 植松恵美子(うえまつえみこ)| 香川県 参議院議員
 もし当日に支援者らを招待していたら秘書らが写真を撮影して後援会向けにアップするはずだ。

 さらに、当サイトの情報収集の過程で、植松氏が写り込んだ写真が見つかっているが、会場で会った知人らしき人物が近くにいるだけで集団行動はしていないようだ。
検証!桜を見る会「民主党政権下、支援者52人と記念写真」→夕刊フジの誤報 植松恵美子さんの当日写真見つかる
 この写真は植松氏の「1人で参加した」という証言を裏付けるものだ。

写真に議員らしき人物が多数

 当サイトでは顔に処理をしているが、江田氏のブログの掲載された写真を見ると前列を中心に議員らしき佇まいの人が多数確認できる。懇談の会場では集合写真に写っていた議員らしき複数人が江田氏らの正面テーブルに着座しており後援会一行としては不自然な配列だ。
 江田氏も「植松恵美子さんが観桜会に来られた香川の皆さんと来られ」とブログに記述しており、後援会や民主党県連とは思えない表現をしている。これは桜を見る会に出席した「同県の人」が民主党に限らず集まったものであったが、植松氏が民主党所属議員ということでブログに名前が挙がっただけだろう。植松氏は夕刊フジの取材に「自民党の議員が含まれている」と証言し後援会であることを否定、江田氏も「植松氏がいたのは覚えているが、周囲の方々が植松氏の関係者だったかまでは覚えていない」としている。双方ともに後援会を引き連れてきたという認識がない部分で一致している。
 また、前日に高井崇議員関連の女性グループが国会訪問(おそらく桜を見る会とは無関係)して夜に懇親会を開いているが、これに関して江田氏は「後援会」と記述しているのに対し、植松氏の写真では「香川の皆さん」と書いたのは後援会などの単一グループでなかったからだろう。

江田氏は当日海外出張予定だった

 夕刊フジの記事が出る前に、当サイトでは江田氏の当日の予定などを調べていたが、この日は海外出張が中止となっている。記憶にある人も多いと思うが、この1週間前にポーランド大統領夫妻を乗せた専用機が墜落する事故が発生し、大統領夫妻を含む96名が死亡する事故が起きている。江田氏は国会を代表して大統領夫妻の葬儀に出席する予定であったが、アイスランドの噴火の影響で欧州全体の航空便が乱れ現地のクラクフ空港も封鎖されたため渡航中止になっていたのだ。

 江田氏の桜を見る会出席はこの渡航中止により急遽決定したもので、予定としては東京には滞在していなかったのだ。もし植松氏が後援会ツアーとして議長公邸訪問を前から予定していたとしても、ポーランド大統領夫妻の葬儀で中止になった時点で別のコースに変更していたはずだ。
 また、江田氏の当日の動静をブログで確認すると、9時すぎからの桜を見る会出席と岡山県で15時から行われた拡大幹事会出席についてだけ“海外出張中止により予定が元に戻った”旨が記述されている。一方で植松氏の公邸訪問にはその記述がなく、江田氏が公邸に戻り羽田に出発するまでの1時間ほどのあいだに行われたもので、後援会をもてなすようなスケジュールとしては無理がある。

今日は、海外出張中止で通常に戻り、9時過ぎから内閣総理大臣主催の「桜を見る会」に出席。時ならぬ雪で、新宿御苑の芝生には紙くずを敷き詰めたような残雪でしたが、大盛況で、水谷八重子さんとの記念写真のほか、大勢の参加者の皆さんと写真を撮りました。10時前に中座して、議長公邸へ。

10時半過ぎから、植松恵美子さんが観桜会に来られた香川の皆さんと来られ、記念写真を撮って懇談しました。11時半に出て羽田へ。13時前の便で帰岡。

15時から、江田五月会の拡大幹事会。海外出張のため私は欠席予定でしたが、巧まざる天の采配で、出席して皆さんに直接ご支援を訴えることが出来ました。
出典:江田氏のブログ

 夕刊フジが疑いをかけるような50名ほどの後援会招待なら、江田氏が度々受け入れていた「議長公邸見学」にしたはずで、ごく短時間の懇談などありえないだろう。これは複数の議員らとその関係者が同郷を理由に現地で集まり公邸へ流れたとみるのが妥当だろう。仮にそういった集まりが予定されていたとしても、初当選議員の植松氏ひとりが集められる数ではない。

結論 支援者とするには無理がある

 夕刊フジは記事の最後で植松氏の証言を疑うような締めくくりにしているが、当サイトの調査では後援会や支援者と疑うほうが無理があるという結論だ。

・当日の写真に植松氏が1~2名で行動する様子が写っている
・江田氏ブログの写真に議員と思われる人物が複数人
・植松氏のブログに桜を見る会や議長公邸の写真も記事もない
 (他グループに合流したので活動記録がない?)
・江田氏は後援会とも支援者とも書いていない
・接待・優遇といえるようなスケジュールではない

 以上の点から、当サイトでは支援者を呼んだと断定することはできないと判断しボツネタとした。
 夕刊フジが植松氏に疑いをかけた要素が「江田氏のブログに名前」という点だけであり、否定する植松氏の証言を崩す証拠集めを行った形跡もない。少なくとも江田・植松両氏の証言に裏どりを行っていればあのような記事にはならなかったはずだ。政治資金に関する調査などで定評のある夕刊フジが、このような稚拙な”疑惑記事”を書いているのは残念でならない。

関連:スクープ第2弾!民主党政権「桜を見る会」に議員家族も参加 元長岡市長「黒岩、菊田、森ゆうこ各議員とそのご家族にお会いした」
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