ポチっとな!立憲民主党の勝部けんじ議員、本会議採決で投票ボタンを押し間違い→日米貿易協定に賛成してしまう
4日の参議院本会議で採決された日米貿易協定(デジタル貿易協定と一括)で、立憲民主党の勝部賢志参院議員が投票の押しボタンを押し間違えるハプニングがあった。立憲・国民・新緑風会・社民の共同会派としては反対の意思を示してが、勝部氏だけが「賛成」に投じていた。
参議院HPより
勝部氏は採決後に「投票ボタンを押し間違えてしまった」と記者団に語ったという。
参考:「投票ボタン、押し間違えた」立民・勝部氏が賛成票…日米貿易協定 : 読売新聞オンライン
押しボタンには「取り消し」あるが
押しボタン式の投票は衆議院にはなく、参議院のみで導入されている。
投票は極めてスムーズに行われ、委員長が投票開始を宣告すると10秒も待たず「まもなく投票を終了いたします」と予告が入る。すると間髪入れずに「これにて投票を終了いたします」という締め切りの宣告が行われる。ボタンには「賛成」「反対」「取り消し」が用意されているが、間違っても取り消して再投票する余裕はほとんどないだろう。
投票開始後に「賛成!」「反対!」と大きな声をあげボタンを押すものもおり間違いは少ないと思われがちだが、1998年に導入されてから度々同様の押し間違いは起きており、明確に賛否を間違ったのは勝部氏で5件目となる。
牛歩戦術はほぼ無効化される
ちなみに、5分の1以上の議員から要求があった場合には記名式投票を行わなければならないルールとなっており、その場合は各議員が演壇の投票箱に賛否を色で表す木札を投じることになる。かつては社会党や民主党がこの記名式投票で「牛歩戦術」を展開したが有権者の評判はすこぶる悪い。近年では小沢一郎一派が行っており山本太郎に賛同して社民党の福島瑞穂らが行っているが、議長による投票時間制限で締め切りとなるため、採決に意味をなさないパフォーマンスとなっている。
今回の押し間違いに関してはミスとして扱われ、党から処分もないだろう。与党が割れない限り、押し間違いは採決に関わるほどの影響はないのだが、有権者に対して賛否を明らかにする大事な行為でもあるので気を付けて欲しいものだ。
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