立憲ブーメランフェス「ジェンダーを考えるブース」でセクハラ事案発生 来場した女性に市議が不適切発言
政治・社会
新型コロナウイルス感染防止を理由に党内外からの反対がありながら強行された「立憲フェス2020」で、同党の市議が華麗なブーメラン裁きを披露していたことがわかった。
2月16日に東京都新宿区で開催された立憲民主党党大会「立憲フェス2020」で、同党に所属する静岡県伊東市の石島茂雄市議(61)が、ジェンダーを考える出展ブースに参加していた女性に対し「銀座のクラブのママみたいだね」などとセクハラ発言をしていたことが明らかになった。石島氏は毎日新聞の取材に「当事者が不快な思いをされているということで、おわび申し上げ、反省している」と回答した。
出典:立憲の伊東市議、フェスでセクハラ発言「銀座のママみたい」「地元ではみんな喜ぶ」 – 毎日新聞
強行しておいてお粗末な結果
よりによってジェンダー問題を考えるブースでセクハラ発言とは、衰え知らずのブーメラン芸である。
毎日新聞の記事後半は有料であるため詳しくは書かないが、その場で指摘を受けた市議は「じゃあ女とは一言も話せないね」などと反論をしていたという。この人はわざわざこのブースにセクハラをしにやって来たのだろうか。
このことは2月16日の開催当日に指摘を受けていることから、党本部としては早い段階で把握していたものと思われる。#KuToo運動の石川優美さんを招いたジェンダー問題のトークショーの様子は公開されているが、それとは別に設けられた「ブース」の写真・動画が党の公式にも個人アカウントにもほとんどアップされていないことから、トラブルの認識はあったのだろう。
2月16日の新型コロナ対策会議を欠席した閣僚を国会で厳しく追及している立憲民主党であるが、自分たちは同じ日に立憲フェスを強行してセクハラ問題まで起こしていたというお粗末な結果だ。
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