枝野「立憲民主党はあなたです」→N国を除名された無所属候補が立憲民主党の選挙カーを用意して走り出す事態に
政治・社会
5日に告示され無投票で新議員が決定した志木市議選(埼玉県)で、無所属で立候補していた多田光宏氏(現職)が「立憲民主党」と印刷された選挙カーを用意していたことがわかった。
立憲民主党埼玉県連はホームページで、同市議選に候補者は擁立していない旨を告知している。
車両に掲げられた党名のデザインは立憲民主党のロゴマークと酷似しており、党県連の担当者は「ロゴは党員の活動のためにある。あのような使い方は想定していなかった」と困惑している。多田氏の車両を目撃したという声が寄せられたため、党とは無関係であることを表明したという。
出典:無所属なのに…車両に「立憲民主党」 県連「擁立していない」と異例の告知 埼玉・志木市議選 – 産経ニュース
誰かと思えばN国除名の多田さん
この名前に聞き覚えがある人もいるだろう。そう、この「多田さん」とは昨年の6月にNHKから国民を守る党を除名になった多田光宏さんである。かつては副代表であった初期メンバーだ。
除名後にN国を名乗って活動したことで立花党首から警告を受けているが、立憲民主党の名前で政治団体の届け出を出しているのは本当のようだ。警告を受けた際の動画(2月)でも触れられている。
産経新聞によると多田氏は「立憲民主党に好感を持っていた」と話しているそうだが、N国の初期メンバーが立憲にシンパシーを感じているとは思えない。
同市議選に立憲民主党が公認候補を出していなかったことと、選挙中は当該宣伝カーを走らせていないようなので公職選挙法上は問題がない。
法的に問題がないとはいえ、節操のない行動だ。また、地方選では立憲民主党の公認でも選挙カーにロゴを入れない候補も多い。党からは支持団体などからの動員でバックアップを受けることに意味があるだけで、意外と特定政党の色は不利になることがある。
この選挙カーで選挙を戦ったらどうなったか興味深い案件でもある。
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Posted by ksl-live!