緊急事態宣言でもパチンコに行く60代男性「1パチは感染リスクが高いが俺は5スロだから大丈夫」と笑みを浮かべる
緊急事態宣言発令後も新型コロナウイルスの感染が拡大する都内で、パチンコ店を利用する客の「言い分」とやらが恐ろしい。これはパチンコ依存症の末期症状なのか?
同区在住の60代の男性は平日は派遣社員として、渋谷区でマンションの清掃をしているという。普段は仕事帰りに渋谷駅近くのパチスロ店に寄るが、「コロナのせいで、行きつけの店が2軒とも閉まってて。他の店を探してたところ」だったという。
男性の「店探し」によると、渋谷駅のほかに、新宿駅周辺も都の休業要請が効いているのか、閉まっている店が多いという。「この辺だったら、まだ開いてる店は多い」と独自のリサーチ結果を誇る。
感染リスクについて問うと、「俺は5スロ(5円スロット)だけやってる。短い時間だから、大丈夫」と笑みを浮かべる。
この男性いわく、1パチ(1円パチンコ)のように長居して「細く長く」打つタイプのものは感染リスクが高いが、5スロや4パチ(4円パチンコ)のように、「太く短く」打つタイプのものであれば長居せずに済むため、リスクは少ないという。また、「ギャンブル依存症は、1パチに多い」とも口にした。
出典:リスク承知でパチンコ店に通い続ける理由とは 「生活の支えになる」「時間潰す場所がない」…客の「主張」を聞いてみた (1/4) 〈dot.〉|AERA dot.
パチンコは判断能力を鈍らせる
この勝手な解釈について記事の中で登場する「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は「否認の病」と解説している。自分が依存症であることを認めないのが、依存症の特徴だという。
筆者の経験上、個人的に金を借りに来るひとのほぼ100%がパチンコで生活が破綻しており、返済もパチンコの換金を当てにしている。当然のように返済は遅れるわけだが、パチンコに勝って返済しに来たときにはパチンコの素晴らしさを誇らしげに語り「お前もやればいい、儲かるぞ」と借金をした身分であることすら忘れている。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言とは関係なく、パチンコは規制するべきだ。
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