室井佑月の事務所が日の丸マスク騒動で御詫び状を送付、メーカー社長も声明「3か月以上に渡り業務に支障出た」
ネット上で誹謗中傷を受け製造休止となっている「日の丸マスク」の製造メーカー社長が8日、一連の騒動に関する声明をホームページで発表した。同社マスクを誤解し政府批判に絡めていた室井佑月氏の所属事務所からお詫び状が届いたことを受けての対応と思われる。
(注:本件及びマスク生産再開に関するお問いあわせはご遠慮ください)
メーカー社長の声明抜粋
今年2月、事実と異なる内容が SNS 上で流れた後、SNS 上では静かになったと思われるかもしれませんが、直接のお問い合わせやご意見などにより今まで3か月以上に渡って業務に支障が出ており、その点で事実をお伝えさせていただきました。今更と思われるかもしれませんが SNS 上で起こっていることが全てではございません。
(中略)
今回の件で炎上商法などと言われることは心外ですし、今後も誹謗中傷がエスカレートするようであれば法的に対応することも検討いたします。
出典:お客様各位 弊社社長より | 株式会社くればぁ
室井佑月の事務所はお詫び状送付
一連の騒動は、新型コロナウイルス感染拡大に対応するために政府がマスクの増産を要請したという毎日新聞の記事に、まったく関係の無かった「日の丸マスク」の写真が使用されたことで「政府が日の丸を入れたマスクを配る」「余計な手間」などの誤解による中傷がSNS上で相次いだ。
様々な中傷や批判が巻き起こった中で、SNS上で影響力のある作家の室井佑月氏が政府批判に絡めたことで誤った情報がさらに拡散した。室井氏は指摘を受けて謝罪したが、該当の投稿を削除していなかったことで3か月以上に渡りメーカーには批判が寄せられていたようだ。
※室井氏よりも酷い内容の投稿が複数あったが、まだ謝罪も訂正していないアカウントもある
室井氏は夫である弁護士の米山隆一・元新潟県知事に対応を相談したようだが、米山氏はすぐに削除して謝罪していることから問題はないという見解を示していた。しかし、前述の通り「削除した」というのは室井氏の勘違いで実際は被害が拡大していた。これに気が付いた米山氏は後に投稿を訂正し室井氏は当該ツイートを削除している。
※この勘違いにより当サイトの5月29日の記事に疑義があるとするSNS投稿があったが、投稿者は当サイトからの抗議に訂正投稿は行ったが該当の批判投稿の削除していない
一連の騒動を受けて室井氏の所属事務所は9日、メーカーに御詫び状を送付したことを明かした。室井氏は反省をしているようで、声明文の最後には「今後この件について、事実関係と異なる、室井佑月への中傷や業務妨害にあたる行為は控えていただきたくお願いいたします。」という一文で締めくくられている。
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) June 9, 2020
※追記 室井氏が投稿しているのは事務所の「声明」であって、室井氏がメーカーに送付した「詫び状」ではありません
※本記事執筆中に室井氏の所属事務所の声明が発表されたため、文章構成が乱雑となっていることをお詫びします