【命の選別】れいわ勝手連、大西氏の除名撤回を求める署名を提出→高齢は遺伝的素質ではないから優生思想ではない?
れいわ新選組の大西つねき氏が、高齢者医療に関して「命、選別しないと駄目」「もちろん高齢の方から逝ってもらうしかない」と発言した問題で、れいわ新選組勝手連群馬は15日、大西氏の除名撤回を求める署名を党本部に提出した。
みなさんこんばんは!
署名の最終は816名で本部に提出しました。
あとは見守るのみとなりました。ご協力してくださった皆様。
心から感謝すると共に、
れいわ 新選組を温かく時に厳しく
見守っていけたらと思います。本当に有難うございました!#れいわ新選組#山本太郎 #れいわぐんま
— れいわ群馬勝手連 ⚠ポスターには刻印が必要です💦わからない方はDM下さい🙇♂️ (@teamgunma) July 15, 2020
署名の説明によると、大西氏の発言は高齢者を指したもので、遺伝的素質で選別し「優良な遺伝子を残す」という優生思想にはあたらないという見解らしい。
参考:キャンペーン · れいわ新選組: 大西つねき氏の発言についての除籍処分撤回及び れいわ 新選組に対する透明性改善の要求 · Change.org
党内はも除名反対がいる?
定義としての優生思想かどうかが問題なのではなく、医療費などの問題で「高齢者から逝ってもらう」と言う選別をしていることが問題なのだ。ナチスの優生思想そのものではなく、そこにつながるような考え方が批判されている。
山本太郎代表は当初、大西氏を除名しない考えをしめしていたが、批判の声が高まったことで「最初聞いた時から除名しかないと思っていた」と変節している。除名に関してはまだ決定しておらず、16日の総会で話し合われる予定であるが、その総会メンバーと処分を決める規約の稚拙さも指摘されている。
同党の木村英子参院議員の声明によると、この問題を受けて当事者の話を聞く機会を持ったが大西氏は自説の正当性を訴えるばかりだったという。
大西氏の発言についての当事者の意見を聞く会において、当事者たちが涙ながらに意見を訴えたにも関わらず、大西氏は自分の主張がいかに正しいかを話すだけで、当事者の必死な訴えに理解を示そうとはしませんでした。
さらに、命の選別発言の動画に対して、謝罪と撤回をホームページに載せたにも関わらず、当事者の話を聞いたその翌日に、再び動画を公開し、これからも命の選別の主張を続けていこうという意思表示に私たちは恐怖を拭い去れません。
大西氏の処分は総会で決まることになっていますが、私は、今回の大西氏の発言は、決して許すことはできません。
出典:大西つねき氏の「命の選別」発言について
ここまで大西氏への怒りを露にする木村議員だが、大西氏の除名に関しては消極的なようだ。誰も排除しないという理念に基づくものらしいが、そんな人間に国政を任せてくれと言われても到底承服できない。政党としての除名は社会からの追放ではなく、民のための政治組織を維持するための一つの手段だ。
一部の狂信的な支持者の声にばかりに耳を傾け、身内の責任を取らない政党が現政権へ退陣を求めるのは大きな矛盾である。今回の問題を甘く見ていると、大きなしっぺ返しがくるだろう。
7月16日追記:除籍されました
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