石垣議員の問題投稿に枝野代表「自民党議員の方がもっと酷い」「参議院会長と幹事長に任せた」記者の質問から逃げる

政治・社会

 安倍総理が難病の再発で辞意を表明したことに、立憲民主党の石垣のりこ参院議員が「大事な時に体を壊す癖のある危機管理能力のない人物」とツイッターに投稿した問題で、同党の枝野幸男代表は31日の定例会見で「自民党にも同じことを言って」「自民党の方がもっと酷い」「参議院会長と幹事長に任せてある」として、自身の言葉で問題を語ることを避け謝罪も拒否した。

最後の会見で逃げ切りを図る

 31日の会見は立憲民主党としての最後の代表会見で、記者は石垣のりこ議員の過去の問題も含め見解をもとめたが相変わらずの不遜な態度で問いには答えなかった。完全な逃げ切り会見だ。

 枝野代表はこの問題を長浜博行参議院幹事長と福山哲郎幹事長に任せていると繰り返したが、この会見の後に出された石垣議員の処分は「口頭厳重注意処分」であり、特にリスクを伴わない甘い処分であった。ネット上では石垣議員の辞職を求める声が多いが、立憲民主党としては形だけの処分で難病患者への差別を容認したことになる。

 また、枝野代表は「自民党にも言え」と居直っているが、例えば麻生太郎大臣や杉田水脈衆院議員の発言を巡っては議員の資質まで問うたのだから、立憲民主党としても石垣議員に辞職を促すのは当然の対応のはずだ。

 とにかく与党に厳しく身内に甘いのがこの党の特徴であるが、難病で苦しむ患者への考え方すら回答を拒否するような人間が合流新党でも代表に付くなら先はもう見えている。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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