大手メディアがファクトチェックに必死な理由、餌となるデマに釣られないためには〇〇を見ろ【マガジン58号】


 日本学術会議の任命見送りが問題視されて以降、ネットのデマとその検証が活発になっている。主にまとめサイトや保守系言論人が検証のターゲットとなり、大手新聞社や大手ネットメディアが検証する側となっている。

 結果的には日本学術会議と中国の関係性を批判する言説の大半が根拠のないものであったという検証結果で、デマと指摘されたまとめサイトからは一定の反論も見られるが情報を扱うものとしては些か軽率な発信が多いことは事実だろう。

 インターネットとSNSの普及で、一般人が得る情報は玉石混淆と言われているが、まとめサイトのデタラメさは玉石の差ではなく素人目にも嘘とわかるものが多い。拡散する者の中には、デマとわかっていても攻撃対象を貶めることができれば良いという認識も見え隠れして、ネットでのデマ拡散はリテラシーの問題ではなく”悪意・故意”の問題とも言えるだろう。

ファクトチェックに躍起な理由

 情報を受け取り拡散する際に全てにおいてファクトチェックすることは不可能である。また、ファクトチェックされていない情報の拡散をすべて悪としてしまうと、多様な言論を阻害し一部の権威を振りかざす既存大手メディアが情報を牛耳ることに繋がる。とはいえ、情報の速さやインパクトだけを優先する昨今のまとめサイトや保守系言論人のデマ拡散は放置できないだろう。また、それらの情報の見極めをして、デマを拡散しないように留意する一般人も増えてきている。

 大手メディアがファクトチェックに躍起になっている背景には、情報の正確性を高める社会的責任というよりも、稚拙な情報を発信するまとめサイトがネット上のシェアを独占しつつあり紙媒体の売り上げ低下に伴うウェブ媒体へのシフトを妨げられているという、いわば経済的な事情があるのだろう。

 また、信頼できる情報は新聞や大手メディアであると誇示してメディア事業を独占する意図も感じられ、新聞社所属の記者が流したデマはファクトチェックから除外したり、新聞社の情報はほとんど検証せず誤りがあっても「拡散したネットが悪い」と結論付けるなど見ていて痛々しい偏り方だ。

ネットのデマに釣られないためには

 ファクトチェックする側の問題点は多々あるが、それにしても一部のまとめサイトはバズフィードとマッチポンプではないかと疑うくらいに餌を撒いている。ほんの少し確認すればわかりそうなデマを拡散し、そういったデマの方が拡散されやすくお金になるという悪いサイクルも確立されている。

 当サイトにも度々「これは本当ですか?」とネット記事を送ってくる方がいるが、デマに釣られたくないなら個別検証よりも効率の良い方法がある。

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