TBSラジオ「荻上チキ・Session」が国会動画の著作権を主張、収益を寄こせと言ってきたので一蹴してやった話【マガジン78号】

KSLマガジン

 ありえない話なのだが本当に起こったことなので公開しておく。

 当サイトのYouTubeアカウントでは衆議院と参議院が公開している国会動画を利用しているが、これに対して衆議院でも参議院でもなくTBSラジオ「荻上チキ・Session」がYouTubeに対して著作権侵害の申し立てを行い一時的に当該動画の収益がストップされたのだ。

 無論、荻上さんの番組の音声などは一切使用しておらず、申し立てをされた動画は1月26日の衆議院予算員会であった。そのうち、荻上さんの番組側は立憲民主党の本多平直議員の質疑部分が同番組の著作権を侵害していると主張し収益の分配を求めてきた。

虚偽申し立てで収益得るってどういうこと?

 YouTube側の説明では、こういった申し立ては無視してもいいそうだが、放置すればTBSラジオに収益が分配されるとか。なんで衆議院の動画をアップしてTBSラジオに収益をくれてやらなきゃならんのか全く納得がいかないので異議を申し立てることにした。

 異議申し立ての内容としては「衆議院の動画がおたくの著作なわけないでしょ」くらいの簡単な文章にしたが、16時間後にはあっさりとTBSラジオ側が引き下がり収益は全て当サイトアカウントに支払われることになった。

 YouTubeでの国会動画は複数のアカウントが使っているので、自動的に著作権侵害のアラートが付くのだが、同番組の公式チャンネルは存在しないようなので別の方法でキャッチしたのだろうか。同番組内で本多平直議員の質疑音声を使っていたなら、何らかの方法でサーチして引っかかったのかもしれない。代行業者に依頼しているのかもしれないが、独自にテロップや解説を付けたものがコピーされたわけでもなく、そもそも衆議院の動画なのに堂々と申し立てしてくるのは完全にイカレている。片っ端からやってるのだろうか。

 今回のようなケースで異議申し立ても行わず放置しているユーザーも少なくないと思うが、それがTBSラジオの収益になっているのは看過できない。という話でした。

 以下の画像は、申し立てされた際の文面と意義申し立てにあっさり引き下がった証拠。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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