【取材レポート】参議院広島再選挙が告示、選挙管理委員会まで自民党の敵に?【マガジン93号】



 前代未聞の大規模買収事件で「やり直し」となった参議院広島選挙区の再選挙が8日に告示された。

 野党は立憲民主党が推薦し主導する宮口はるこ氏(結集ひろしま)を擁立、対する与党は自民党公認の西田ひでのり氏を擁立し公明党も全面支援を約束している。その他に佐藤周一氏(無所属)、大山宏氏(無所属)、玉田憲勲氏(無所属)、山本貴平氏(NHK受信料を支払わない方法を教える党)が出馬しているが、情勢は宮口氏と西田氏の与野党一騎打ちの様相を呈している。

 筆者は与野党両候補の告示前演説会を取材、告示日には立憲民主党の森ゆうこ参院議員を応援弁士に招いた宮口氏の演説会を取材した。他会場を取材した知人によると、蓮舫参院議員や福島瑞穂参院議員を投入した広島市の出陣式はさほど人も集まっていなかったようだが、筆者が取材した福山駅前の会場では主催者発表で1000人を動員する盛り上がりを見せた。


選挙管理委員会までが反自民党?

 自民党にとっては明らかな逆風選挙と言われているが、広島での保守地盤は強固で野党が逆転するのは容易ではない。それでも宮口氏の評判が予想以上に良いこともあって情勢は拮抗している。

 地元メディアの報道では「自民党・河井夫妻の買収事件で再選挙」とニュースで連呼するしかなく、まったく公平性など保てない様子だ。あれだけの事件を受けての再選挙とあって、仕方ない部分もあるが告示後も形振り構わず有権者を煽っている。

 こういった現象はメディアだけでなく、選挙管理委員会のキャンペーンも思わぬ影響を現場に与えていることが現地取材で判明したので写真付きで紹介しておく。