山尾志桜里だけ?議員パスの不正利用疑惑だけでなく公務中に観光旅行をする議員たち【マガジン97号】
KSLマガジン
国民民主党の山尾志桜里衆院議員が、国会議員が無料で公共交通機関を利用できる議員パスを私的な移動に使っていたことが週刊誌に指摘されている。
行動履歴からして言い訳のできないことは玉木代表も定例会見で認めているが、こうやって週刊誌記者が追いかけなければ私的利用してもバレないという問題点は以前から指摘されている。
立憲民主党の枝野代表は28日の定例会見でこの問題について聞かれ、私用のために遠回りするなどすれば明らかな不正であるが、公務の途中に買い物など私用を済ませることはあるとの認識を示した。しかし、この「公務中」というのが言い訳に使われ、移動先に正当な理由を付けて足を延ばし観光を楽しんでるとしか思えない議員は少なくない。
観光がメインになっている
議員パスの利用は各議員の良心に委ねられている部分が大きい。明らかな公務であっても、その移動先での観光や飲食がメインになっているケースはSNSを見ても散見される。
これは議員パスを使用していない場合も含めて、政治活動と称して地方での観光旅行を楽しむことに対する後ろめたさが全くない一部議員のモラルの問題でもある。政治家がどういった手段で移動しているかが見えにくいことをいいことに、やりたい放題なのだ。
議員パス利用の有無以前の問題として、政治活動が観光旅行化している議員は与野党で確認されている。例えば、4月25日に投開票が行われた広島再選挙・長野、北海道補選の応援に現地入りしたついでに観光旅行をした疑惑の議員は、名前は出さないが少なくとも二名確認されている。
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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について】
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