【取材レポート】緊急事態宣言下の瀬戸内市ダブル選挙がスタート!感染防止を訴える現職の苦悩【マガジン102号】

KSLマガジン



 新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言が延長された岡山県の瀬戸内市で30日、市長選と市議選のダブル選挙がスタートした。市長選は4選を目指す現職の武久あきなり候補と元旧長船町議で新人の岸覚候補の一騎打ちとなっている。

 市長選はこれまで現職が3回連続で無投票当選であったが、無投票多選を阻止しようとする対立候補が現れ、このコロナ禍でまさかの選挙戦となった。筆者が取材した現職の武久あきなり候補の陣営では、出陣式を中止し小規模な出発式のみ。来賓予定の現職国会議員らも現場には来ず、駆け付けた市議らも一般席に座るだけで紹介もなかった。

筆者撮影:15席ほどで後方はマスコミ関係者



 コロナ禍で選挙をする現職の苦悩

 瀬戸内市での感染者数はここ1か月で30例ほどでそれほど多くない。それだけに現職としては選挙中に感染者が急増するような事態は何としても避けたいところだ。小規模開催となった出発式の冒頭で後援会長は「今回の事情を説明させていただきたい」と始め、新型コロナウイルス感染防止を第一に考え、今後の活動も慎重に行うとし事務所スタッフはPCR検査を受けたことを説明した。後援会長としての支援の訴えも省略した2分にも満たないスピーチであった。

 会場は屋外の広い場所であったが、入り口で検温と消毒が行われるという徹底ぶりで、選挙戦で感染拡大をするという最悪の事態を防ごうとスタッフも頑張っている。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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