また世襲?立憲民主党長野県連が3区に羽田孜元首相の甥を擁立、自民党入りの井出庸生議員と対決【マガジン104号】
KSLマガジン
立憲民主党長野県連は6日、次期衆院選で羽田孜元首相の甥である神津健(こうづたけし)氏を長野3区に擁立する方針を示した。故・羽田雄一郎氏の後援組織「千曲会」の要請を受け党本部に公認申請する。
参考:羽田元首相のおい、衆院長野3区出馬へ – 産経ニュース
これまで自民党の世襲を批判してきた立憲民主党であるが、故・羽田雄一郎氏の後継として参院長野選挙区補選で当選した弟の羽田次郎氏に続き、今度は甥の神津健氏を3区に指名したことで、羽田一族の系譜による世襲が相次ぐことになる。
自民党入りした井出庸生氏との関係
立憲民主党としては世襲そのものを明確に禁止していないが、昨年には同党の辻元清美衆院議員が予算委員会で、菅義偉首相や麻生太郎財務大臣に世襲について問い質すなどしている。
長野3区は故・羽田孜元首相の選挙区で、2012年の衆院選では元秘書の寺島義幸氏が擁立され、みんなの党(当時)の新人・井出庸生氏との接戦を制したが、2014年の選挙では井出氏に敗れ比例復活も叶わなかった。井出氏は後に維新の党から民進党に合流、2017年には希望の党公認で自民党候補に大差をつけ圧勝。その後に結党された国民民主党には参加せず無所属をへて自民党入りした。
立憲が擁立する神津健氏は、この井出氏への刺客のようにも見えるが、実際はそう単純ではない。
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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について】
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