【未確認飛行物体】加藤官房長官はUFOに遭遇したことがある?米国の報告書公開を受け会見で答える
政治・社会
加藤勝信官房長官は28日午後の記者会見で、米国でUFO(未確認飛行物体)に関する報告書が公開されたことをついて、長官自身がUFOを目撃したり関心があるかとの質問を受けた。
加藤長官は「我が国では従来から対領空侵犯措置、警戒監視、情報収集任務中を含め、防衛や警備に影響を及ぼすおそれがある情報を得た場合には、適切に対応することとしており、これは空中における識別不能の物体でもこれは同様であります」と述べたうえで、自身の遭遇については「残念ながらUFO、遭遇したことも目撃したこともございません」と答えた。
実は国防上の重要課題
UFOに関しては、昨年4月に米国で映像が公開された際に河野太郎防衛大臣(当時)が「万が一、遭遇した時の手順をしっかり定めたい」と述べている。ただし、河野氏はあまり存在を信じていないようだ。
参考:UFOに遭遇したら? 河野防衛相「手順を定める」:朝日新聞デジタル
また、昨年行われた自民党総裁選の合同インタビューでは、恒例となっている「UFOを信じるか?」という質問に石破茂元幹事長が最も長い9分をかけて回答している。2007年の質問主意書に政府が「存在を確認していない」との内容を閣議決定した際には、当時の町村信孝官房長官が会見で「私は個人的には、こういうものは絶対いると思っております」と答えたことが話題になった。この際にも当時の防衛大臣だった石破氏は会見で持論を展開している。
参考:石破茂氏「UFO信じるか」質問に9分間熱弁 菅氏は50秒、岸田氏は2分…担当記者が見た : スポーツ報知
参考:石破防衛相、UFO襲来論議に熱弁 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
UFOに関する話題は荒唐無稽なようにも思えるが、これは地球外生命体とは関係なく、他国の新兵器の可能性を含む所属不明で未知の挙動を見せる飛行物体に対して、自衛隊がどのように対処するかは国防上の観点から重要な課題である。
関連:香港・リンゴ日報の前主筆逮捕に日本政府が重大な懸念「言論な自由や報道の自由を大きく後退させる」
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