沖縄県が公表を阻止?看護師ら十数名がワクチン接種拒否→51名感染17名死亡の大規模クラスター 西村大臣「医療機関では珍しい」

政治・社会



 西村康稔経済再生担当大臣は2日の会見で、沖縄県うるま市の県立中部病院で新型コロナウイルスの感染者51名、死亡者17名を出す大規模クラスターが発生していた問題で、理由としてある棟の看護師ら十数名が接種を希望しておらず、そのうち12名が感染していたことなどを説明した。西村大臣は、ワクチンに関するデマがあるとしたうえで「医療機関の看護師さんでは珍しい」と述べ「ワクチン接種を進めることが大事」と改めて医療関係者のワクチン接種をお願いした。

沖縄県が非公表を支持か?

 この病院では5月12日に別の病院で入院していた患者の感染が判明し、5月下旬にかけて院内感染と思われる新規感染者が多数確認されたため6月上旬に11日の会見許可を県に複数回求めていた。
 しかし、県から他の医療機関への影響を懸念するメールが届いたことで会見を中止していた。県病院事業局の我那覇局長は「会見を中止させる意図はなかった」として、公表御遅れの原因はコミュニケーション不足であったと説明している。
参考:県立病院のクラスターは速やかに公表へ 中部病院公表遅れ受け新たな基準

 結果的にクラスター発生の確認から公表まで1カ月以上が経過しており、県が主張する「コミュニケーション不足」という説明には無理がある。
 公表されないまま時間が経過するのを良しとしていたのではないか。

 人口当たりの状況が東京よりも悪化していた沖縄県。ワクチン接種を希望していなかった看護師らが同じ棟であったことから、ワクチンに関するデマが職場内で共有されていた可能性もある。また、玉城デニー知事の無策にも批判が集まっている。コロナ禍で観光産業への打撃が深刻化する中で、観光に頼るところが大きい沖縄県がこのレベルの認識というのは情けない。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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