中山チンコロ副大臣の言い訳がどれだけデタラメかを解説!ネットの保守は完全になめられている【マガジン115号】

KSLマガジン


 中山泰秀防衛副大臣が、東京オリンピックの開閉会式のディレクターを務めていた小林賢太郎氏(48)が過去にコントの中でホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)をネタにしていたことを、官邸や組織委員会を介さず独断で米国のユダヤ人権団体「サイモン・ウィーゼンダール・センター」に報告していた問題で、中山副大臣は23日に出演したネット番組で「報道に煽られて私の誹謗中傷合戦が始まっている」と述べ、自身の行った行為について経緯を説明した。

 結論から言うと論点をずらして自己を正当化しているだけだ。
(動画開始3分50秒あたりから約7分間)
※発言中、かなり強引なカット編集が見られるが、おそらくホロコースト関連の発言で規制されることを防ぐためと思われる

 実に見苦しく、これがいかにデタラメであるか以下に解説する。

呆れた言い訳と論点ずらし

 中山副大臣の言い分は要約すると以下のようになる。
(アエラを悪者をすれば保守が味方に付くと思ってるなめくさった部分は割愛)

➀問題の演出家の情報はすでにネットで拡散されていた
➁日本へのダメージを極小化するためにSWCにアクセスした
➂連絡した20分前にSWCに別ルートから情報は渡っていた
➃ソフトランディングさせるために働きかけた
➄開会式まで時間がなかった
⑥橋本聖子会長、加藤官房長官には事後に話をした

 まず最大の問題点が中山副大臣が政府(官邸)や組織委員会を介さずに無断で海外団体にコンタクトを取ったことであることから逃げている。SWCに連絡するか否か、また誰がどのような手段でどこに伝えるかは政府か組織委員会が決めることで、国際問題に発展しかねない案件を事後報告で済ますことができるのは全権委任された立場の人間だけで、中山副大臣はそれに当てはまらない。外交を担当している副大臣でも許されないことを無断で行った罪は極めて重い。

 また、別ルートからSWCに伝わっていたことは結果であって、中山副大臣が政府に無断で交渉を始めたこととは関係ない。勝手にSWCに報告したが「先に誰かが報告してたから無かったことに」という子供みたいな言い訳が通用するとでも思っているのか。

 ソフトランディングさせるために働きかけた言うのも疑問で、それならばなぜ政府や組織委員会に謝罪の意思があるという言質と許可を取らないまま交渉を開始したのか。一歩間違えば「組織委員会は放置しているのか」「非公式な交渉を求めているのか」と相手を激怒させる可能性もあった。大使館の存在を完全に無視していることも、元外務副大臣とは思えない。

 開会式まで時間がなく深夜であったことも理由にならず、中山副大臣は政府の一員ではなく一自民党議員であった2019年に夜遅くに外務省に連絡した過去があり、夜間であったことを理由にするのは辻褄が合わない。そもそも「夜遅いから勝手に海外と交渉しました」なんてデタラメが許されるわけがなく、緊急性が高いと判断したのであれば、それこそ緊急で官邸に連絡して政府を動かせばいい。その中で自分の人脈が国益に適うと思ったのであれば、交渉役を買って出ればいい。

 橋本聖子会長や加藤官房長官に事後報告したことも、自分の非を認めないまま臆面もなくネット番組で言い訳に使うのは立場を分かってない証左である。保守系の支持者が多い人物らに囲まれ「うん、うん」と納得してもらえば、どうせネットの保守かころっと騙されるだろうという魂胆が透けて見えて胸糞が悪くなる。そもそも説明をする場所が違うだろうに。

ネットの保守は馬鹿にされている 

 この中山副大臣のデタラメすぎる言い訳を聞いて「誤解してました」とかコメントしている人がいるようだが、そういう反応を期待され、期待通りの反応を見せてあげる人たちはどこまでお人よしなのか?