そりゃないぜ鮫島浩さん。取材もせずツイッターだけで衆院選の全容が把握できたとかフリーをなめてませんか?
元朝日新聞・鮫島浩さんのメディア批判記事が一部で話題になってますが、Dappiがどうとかいう以前にフリーランスが取材もせずに活動できると思ってる以下の文章はどうにかなりませんか。
新聞を読まなくても衆院選の結果は十分に予測できた〜「選挙報道」の形骸化が深刻だ│SAMEJIMA TIMES
私は今回の総選挙で新聞各紙の選挙報道もテレビ局の選挙番組もほとんど見なかった。朝起きてツイッターのタイムラインに流れてくるインフルエンサーたちが厳選したニュースにまずは目を通し、そのうえで自らが気になる情報をネット検索して調べたうえで、疑問に感じた部分について旧知の取材先や知人らから情報を収集するやり方で衆院選を追った。その結果、困ったことは何もなかった。衆院選の大きな流れも十分に把握できた。それどころか多くの新聞が「自民党は単独過半数前後」「立憲民主党は大幅議席増」という見通しに立っていたのに対し、私は終始、「立憲民主党は低投票率で沈む」と見立ててきた。新聞をほとんど読まなかった私の予測の方が、多くの新聞報道よりも的中したことになる。
協力しない者は枠から外れろ
鮫島さんが言ってるのは結果論であって、ギャンブル的に予想が的中したというだけ。部屋にこもって予想するのはジャーナリストの仕事ではありません。そもそも自民党総裁選で「石破圧勝」という万馬券に賭けた結果責任も取っていないじゃないですか。
また、鮫島さんがツイッターや知人から得た情報とは、他の誰かが現場に赴いて見て聞いてきた成果です。私のような無名のライターでも支援者に助けられながら衆院選で数十カ所の現場を取材しています。そこで知り得た情報がそのままお金になるわけでもなく、情報共有できるひとたちと成果を出し合って「全容」が見えてくるのです。そうやって他人が時間と金を使って集めた情報にアクセスしながら、自分は一銭も金を出さず働きもしないなんて朝日新聞でどういう教育を受けてきたんでしょうか?
元朝日新聞という看板があれば勝手に情報が集まってきて、コタツの中で記事が書けると思ってるなら大間違い。そのうち愛想尽かされるし、少なくとも私の取材結果については鮫島さんにつながるルートには流さないように申し添えておきます。
私のように地方で活動するものは永田町界隈では得られない情報を求めて、自分の足で現場に赴いて見て聞いて動画を撮影して無償で公開しているのです。それを見て記事を書く人から対価を得るわけでもなく、逆にこちらも情報を共有させていただくことで成り立っている部分も大きいのです。
現場に出ず情報にタダ乗りするなら、いっそのこと"まとめサイト"なんか運営してみてはどうでしょうか。私のような役にも立たない人間に、懸命に働いて得たお金を「取材資金に」と提供してくれる方々がいることを考えると、鮫島さんの今回の記事はあらゆる人たちを愚弄していると思う。
ネットに溢れる情報は、我々が時間とお金をかけて取材調査した成果だ。現場取材にもネット調査にも参加しないなら、情報共有の枠組みから外れてくれ。我々は朝日新聞退職者の子分ではない。