衆院選当選者の平均年齢、日本共産党が62.3歳でダントツトップ!かつて「おっさん政治をやめさせよう!」と宣言した社民党の当選者は65歳の”おっさん”ひとりだけ
興味深い衆院選データがプレジデントオンラインに掲載されている。日本共産党の衆院選当選者の平均年齢が62.3歳でトップとなり、前回もトップだった57.5歳に任期4年の年齢を加算した数値より悪化しているというのだ。
ちなみに、2019年の衆院選で「おっさん政治をやめさせよう!」と宣言して物議をかもした社民党は65歳の"おっさん"ひとりしか当選しなかったため集計の対象外となっている。
出典:「自民党議員よりはるかに高い平均年齢」前回衆院選より4.8歳も上昇した"あの政党" 借金膨張させる高齢政治家の罪深さ | PRESIDENT Online
自民党と立憲民主党も1.2~1.3歳の年齢上昇がみられるが、これは前職再選による年齢加算「4」に対して、70代の重鎮たちが相次いで引退・落選したことで差し引きされた数値の影響が高く、衆議院の解散が平均2年半と考えると若干改善されている。
幹部有利な理不尽名簿方式
共産党の平均年齢が高くなっている最大の要因は「党内序列」で当選者を決める拘束比例名簿にある。共産党の若手代表格である池内沙織元衆院議員は39歳で、当選すれば一気に平均年齢を下げるのだが、東京ブロックでの党内序列が低いため他の選挙区で大敗した宮本徹衆院議員(49)や比例単独の志位和夫委員長(67)に優先的に比例枠が割り当てられる。党内随一の得票を得る池内氏の若さと女性人気はベテラン男性幹部に横取りされてしまう構図になっている。
その他では、小選挙区制が始まってからすべての選挙、9回連続比例復活という京都1区の穀田恵二衆院議員(74)と沖縄1区の赤嶺政賢衆院議員(73)が平均年齢を引き上げ、60代の幹部が軒並み比例名簿で固定1位という非民主的で独裁的なルールを敷いていることが高齢化に拍車をかけている。
これで「ジェンダーガー!」「ワカモノガー!」と叫ばれても響きませんよ。
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