勝部元気さんがイケアCMに苦言「妻に給仕させて、夫はソファでふんぞり返ったまま。妻はソファにも座れない。」
フェミニストで社会活動家の勝部元気氏は25日、イケア・ジャパンのCMをツイッターで引用し「妻に給仕させて、夫はソファでふんぞり返ったまま。妻はソファにも座れない。」と苦言を呈した。
妻に給仕させて、夫はソファでふんぞり返ったまま。妻はソファにも座れない。「"ドレイテーブル"で奴隷の妻に給仕させながら観る映画は最高」ってことのようですが、控えめに言って最低です。 https://t.co/GYXdeMeQJO
— 勝部元気 Katsube Genki (@Katsube_Genki) December 25, 2021
専業主婦は奴隷ではない
家事は妻がやるものというステレオタイプが日本にあることは事実だ。共働きなのに家事をシェアできない男は家から追い出してもいいと思うが、この商品の他のCMを見てみると、この女性は専業主婦という設定なのかもしれない。問題視されたCMと同じ場所で一人でテレビを見ながらランチをしている。
とは言え、専業主婦にも休日は必要で、休みの日くらいは家事をシェアしなければ不公平。だが、一方がパートナーに何かをしてあげたいという気持ちも否定できず、単純に女性が飲み物を用意することを否定するのも乱暴だ。
また勝部氏の「夫はソファでふんぞり返ったまま。」というのも大袈裟で、男性はふんぞり返っているようには見えず子供の相手をしている。「妻はソファにも座れない。」というのも、夫の背後にもたれかかったのは妻の勝手だろう。こういった様子を奴隷に例えるのも専業主婦に対して失礼な話だ。
こういう場合は特定の企業を吊し上げず、社会全体で「家事は女性がするもの」という先入観をなくしていく方法を考えた方がいいだろう。CMでの家事は全て男性にやらせればいいという問題でもないし、この程度のことを「二人でやる」というのも非効率で鬱陶しい。食品関連のCMなどでは男性がメインで料理するパターンが増えてきたが、あれはあれで「今日は特別」「パパでも簡単」という感じがするので、日本で男性の家事が自然に写るようになるまでまだまだ時間がかかりそうだ。
企業としても女性が主に家事をしているという現実がある以上、女性をターゲットにした演出をせざるを得ない。社会全体のバランスを是正しないまま特定企業を叩いたところで誰も幸せにはならない。
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