れいわ・大石あきこ議員「予算委員会のテレビ中継なし、電話等でリクエストして」→NHKで中継予定あり、確認方法を間違ってました
18日に開かれる衆議院予算委員会のテレビ中継をめぐり、れいわ新選組の大石あきこ衆院議員が誤った認識でNHKへの電話リクエストを呼び掛けていたことがわかった。
大石氏は15日、NHKの放送予定に総理入りの予算委員会が掲載されていないことを問題視して「中継を電話等でリクエストしていただけませんか?オリンピックの視聴率良いのはわかりますが、2022年度予算案の審議は1年間の国民生活を左右する大事なもの。中継を!」と呼びかけたが、NHKは国会からの要請を受け、18日のテレビ中継予定を組んでいる。
NHKが国会中継をほとんどやっていません。
特に2/18金曜の首相入り予算委員会は重要なのに中継予定無し🙁
中継を電話等でリクエストしていただけませんか?
オリンピックの視聴率良いのはわかりますが、2022年度予算案の審議は1年間の国民生活を左右する大事なもの。中継を!https://t.co/Frs8EcpTT3— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) February 15, 2022
番組表掲載は前日の夕方
大石氏は知らなかったようだが、委員会の日程が正式決定され衆議院から広報されるのは前日の夕方である。大石氏が放送予定表を確認した時点では、衆議院が正式に日程を広報していないため、NHKは国会から要請があっても番組表に掲載するわけにはいかない。実際にNHKはギリギリまでオリンピックなど通常番組の予定を番組表に掲載していたが、17日夕方になって国会中継に差し替えている。
テレビ中継についてはNHKが重要と判断した本会議や委員会のほか、国会からの要請を重要な判断基準として予定を組んでいる。よって国会議員はNHKの放送予定を見るのではなく、国会が要請しているかどうかをまず確認するのだが、そもそも質疑順と時間割のバッター表には「中継要請中」と書かれていたはずだ。国会議員でこれを知らないのは恥ずかしい。
NHKはサブチャンネルを使って国会中継を通年行うべきだという意見は正しいが、まず断られることのない総理入り集中審議のテレビ中継について、誤った認識で電話リクエストを呼び掛けるのは業務妨害でしかない。大石氏は15日の時点で散々と突っ込まれているのだから、早急に削除してお詫びするべきだったのだが、いまでも投稿はそのままだ。
維新の粗探しと罵倒だけは勢いがいいみたいだが、自分の間違いにだんまりを決め込むのは筋が通らないしカッコ悪い。
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