菅直人さん、意気揚々と大阪に乗り込み早速の公選法違反をやらかす
政治・社会
日本維新の会との対決姿勢を強め大阪選挙区での特命担当に任命された立憲民主党の菅直人衆院議員が15日、同党公認の候補予定者を応援するため大阪市内で行った街頭演説で、公職選挙法で禁止されている公示前の投票呼びかけを行っていたことが指摘されている。
菅直人氏が公示前に投票呼び掛け 直後に発言撤回 大阪の街頭演説 | 毎日新聞
菅氏はこの日の演説で、大阪府と大阪市が誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート(IR)を巡り、「参院選は大阪にカジノをつくるか、日本にばくち場を増やすかの大きな選択だ」と主張。共に街頭に立った立憲の立候補予定者の名を挙げ、「カジノではない形で経済を再建させようという候補者にぜひ1票を入れていただきたい」と投票を呼び掛ける発言をした。直後、「ここまで言うと、選挙期間中みたいになって若干言い過ぎになりますが……」と火消しに走った。
逆神としての効果しかない
菅氏が参院選大阪府選挙区の特命担当に任命されたのも、本人が強く要望したものであって府連から招かれたわけではない。正直なところ府連も候補予定者も迷惑でしかないだろう。
この日の演説の写真を見ても人の集まりが悪く、元首相という知名度もさほど効果を発揮していない。特に西日本では立憲民主党という看板はほぼ通用せず、辻元清美氏が先月に行った岡山市内での街頭演説にも、道行く人が足を止めるには至らなかった。
衆院選で維新に壊滅させられた大阪府連を助けたいという気持ちもわかるが、参院選では菅氏の本拠地である東京で2議席を確保することが微妙な情勢になっている。現職の小川敏夫参議院副議長を差し替えてまで挑む参議院東京選挙区には維新も候補者を立てるわけだが、菅氏は大阪で維新の悪口を言ってる場合ではないだろう。
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