菅直人さん、原発事故対応の恩を着せ得票を狙う「福山哲郎君は事故当時、病院が電力不足に陥らないように働いた。その福山君の議席を維新が奪おうとしている」

政治・社会



 立憲民主党の最高顧問を務める菅直人元首相が7日に自身のツイッターで、2011年の福島原発事故で官房副長官として福山哲郎参院議員が電力不足に陥らないよう獅子奮迅の働きをしたと評価し「その福山君の議席を維新が奪おうとしている」として参院選で対決する維新を批判した。


事故対応の恩を着せ得票狙う

 この菅氏の投稿からは「原発事故で対応してやった」「菅直人政権だったから」という傲慢で不遜な印象を受ける。原発事故の対応で国民に恩を着せ投票を迫る卑劣なやり口だ。

 参議院選挙を控える野党では維新攻撃がトレンドとなっているが、その手法や言説はだんだんとエスカレートしている。どんな事象や案件でも維新に結び付けSNSで中傷し、反維新のストレス発散で支持層に取り込もうと躍起だ。こういった手法は安倍政権批判でも行われたが、これまでの選挙では「批判ばかり」「対案や政策が見えてこない」との批判を逆を浴びることになり散々な結果となっている。

 民主党政権の負の遺産の象徴でもある菅直人を、参議院大阪選挙区での特命担当に任命し維新と対決しようというのも愚策でしかない。またこれを菅直人が自ら熱望したというのだから呆れる。こういう人間を切れない立憲民主党は、今夏の参院選で大阪でも京都でも厳しい審判を受けるだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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