【トランプ】イバンカ氏が父親の主張「不正選挙」を否定、米下院特別委員会の公聴会で映像流れる

政治・社会



 2021年1月に起きたトランプ支持者らによる連邦議会議事堂襲撃事件を調査する米下院特別委員会の公聴会で、トランプ前大統領の娘であるイバンカ氏が大統領選を不正選挙だったとする父親の主張に賛同しない証言をしている映像が流された。

イバンカ氏、選挙不正の主張拒否 米議会襲撃巡る下院公聴会で証言|ニューズウィーク日本版
与党・民主党が主導する委員会は、イバンカ氏のほか、夫のジャレッド・クシュナー氏、ウィリアム・バー前司法長官などの証言映像を公開した。

バー氏は「私は選挙が盗まれたと言ったり、私がたわ言と呼ぶ問題を公開することに賛成できないとはっきりさせた。その一味にはなりたくなかった」などと述べた。

イバンカ氏も証言でバー氏の見解に同調し、「私はバー氏を尊敬しています。だから彼の言うことを受け入れた」と語った。

陰謀論者はどう反応するか?

 父親を裏切ったともとれる証言であるが、連邦議会議事堂襲撃事件への関与を否定するためにはこれが得策であったのだろう。トランプ前大統領が主張する「不正選挙」への不満が襲撃事件の引き金となったことは間違いなく、イバンカ氏もこれを煽ったと判断されることを避けた形だ。

 日本においてもトランプ前大統領の主張を信じる者が一定数いるようだが、時間の経過とともに熱は冷め、残ったのは一部の陰謀論者だけで反ワクチン集団などに変容している。今回のイバンカ氏の証言にどんな反応をするかが楽しみでもある。予想されるのは「あれは偽物のイバンカ」「あれはトカゲ人間」というトンデモの主張だ。いまさら不正選挙など信じているのはそのレベルの連中だけだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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