読売新聞が訂正とお詫び 2019参院選の公約検証記事「公明党公約の年金加算は異論が相次ぎ断念」未達成のバツ印→実現し支給されていた

マスコミ・報道



 読売新聞は21日付けの誌面で、参院選公示を前に前回参院選での与党公約の達成状況を検証した20日の記事に誤りがあったとしてお詫びと訂正を掲載した。

 検証記事では、収入の少ない高齢者の年金に月額最大5000円を上乗せするとした2019年参院選の公明党の公約を「3月に自公で首相に申し入れても異論が相次ぎ断念」として未達成の✕印を付けていた。だが実際には年金生活者支援制度として実現をしていた。


釣り合わない誤報と訂正の扱い

 誤報と訂正の扱いの差について「大きく捏造、小さく訂正」と揶揄されることがあるが、参院選直前に有権者が参考にする公約達成チェックで間違った記事を大々的に掲載しておいて、お詫びと訂正は28面の小さな枠のみ。この扱いには公明党の国重とおる衆院議員も苦言を呈している。

 この程度の訂正で公明党が失った票が回復するとも思えず、読売新聞に限らず新聞の誤報に対する訂正の仕方については考え直す必要がありそうだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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